冬キャンプの最大の敵は「寒さ」。どれだけ防寒着を重ねても、テントの中で震えながら朝を待った経験、ありますよね。でも、明治公園で開催中の「KOTATSU PARK Powered by Anker」を見て、その常識が覆されました。屋外にこたつ。しかもポータブル電源で動いている。「これ、キャンプ場でもできるじゃん」。15年キャンプを続けてきた私が、この冬一番の衝撃を受けた光景と、その可能性についてお伝えします。

- 都会の公園で「こたつ」という衝撃的な体験
- 「これ、キャンプ場で再現できるじゃん」という閃き
- キャンプ場で「屋外こたつ」を再現するために必要な装備
- 2. 省電力こたつ(1時間あたりの消費電力量に注目!)
- 3. こたつ布団(薄手でOK、むしろ薄手推奨)
- 4. 防寒用のラグorマット(地面からの冷気対策)
- 実際の消費電力シミュレーション(数字で見る「使える時間」)
- 実際のキャンプシーンでの活用方法(体験談付き)
- ポータブル電源 比較表:容量別・価格帯別 完全比較
- 最もおすすめはJackery 708
- 【よくある質問】冬キャンプ×屋外こたつ×ポータブル電源FAQ
- まとめ:ポータブル電源で、冬キャンプは「我慢するもの」から「楽しむもの」へ
都会の公園で「こたつ」という衝撃的な体験
明治公園で開催されている「WINTER LOUNGE MEIJI PARK」。その中の「KOTATSU PARK Powered by Anker」エリアでは、信じられない光景が広がっていました。
屋外に、こたつ。
ポータブル電源で稼働する本物のこたつが、公園の芝生の上に設置されているんです。周りは冬の冷たい空気なのに、こたつの中は春の陽だまりのような暖かさ。
正直、最初は「屋外でこたつって、どうなの?」と半信半疑でした。でも実際に入ってみると、その快適さに驚かされました。

「屋外なのに、こたつ」
このギャップが、最高に心地よい。室内のこたつは閉塞感がありますが、屋外のこたつは開放的。冷たい外気と、こたつの温もりのコントラストが、なんとも言えない心地よさを生み出していました。
実際に体験してわかった5つのこと
- デバイス類の充電も同時に可能: ポータブル電源からの給電で、スマホやカメラ、タブレットも余裕で充電できる。こたつと同時に使っても全く問題なし。
- 開放的な空間での快適さが予想以上: 屋外の開放感と、こたつの暖かさの組み合わせが予想以上に心地よい。室内のこたつにはない魅力がある。
- 長時間滞在しても飽きない: こたつがあれば、冬の屋外でも2〜3時間は余裕で快適に過ごせる。読書や作業、会話も弾む。
- こたつの消費電力は意外と少ない: 弱モードなら50W前後。スマホの急速充電器(20W程度)の2〜3倍程度で、思ったより省エネ。
- 人が自然と集まる: こたつという「暖かい場所」が自然と人を引き寄せる。コミュニケーションのハブになる。
「これ、キャンプ場で再現できるじゃん」という閃き
この体験をした瞬間、頭の中で弾けたのが「これ、次の冬キャンプで再現できるじゃん」というアイデアでした。
考えてみれば、必要なのは以下の3つだけ。
- ポータブル電源
- 電気こたつ
- こたつ布団
どれもキャンプ場に持ち込めるサイズです。特に、最近のポータブル電源は大容量化が進んでいて、500Wh〜1000Wh台の製品が手頃な価格で手に入ります。
冬キャンプの「寒さ問題」は想像以上に過酷
正直に言います。冬キャンプは寒い。めちゃくちゃ寒い。
私自身、10年以上キャンプを続けてきましたが、冬キャンプの寒さには何度も心が折れかけました。特に印象に残っているのは、3年前の長野県でのソロキャンプ。気温はマイナス5度。3シーズン用の寝袋に、さらにインナーシュラフを入れて寝たのに、朝方の寒さで目が覚めました。
冬キャンプで経験する「寒さの現実」
- テント内でも吐く息が白い: どれだけ防寒対策をしても、テント内は外気温+5度程度。氷点下の夜は、テント内でも呼吸が白く見える。
- 朝起きたら寝袋の外側が結露でびしょびしょ: 体温で温まった空気がテント内壁で結露し、それが寝袋に付着。朝起きると表面が濡れていることも。
- 焚き火の近くは暑いのに、背中側は凍える: 焚き火は前面しか温めてくれない。背中側は冷たい外気に晒され続ける。まさに「表裏一体」の苦行。
- トイレに行くのが億劫で、我慢して膀胱炎寸前: 夜中にトイレに行くために、暖かい寝袋から出るのは本当に辛い。ついつい我慢してしまい、朝には膀胱が痛くなることも。
- 料理を作る気力が湧かない: 寒すぎて、インスタントラーメンすら作るのが面倒になる。結局、コンビニおにぎりで済ませることも多い。
- 寒くて眠れない夜: どれだけ厚着をしても、足先や指先が冷えて眠れない。朝まで何度も目が覚め、結局寝不足で次の日のキャンプを楽しめない。
これが冬キャンプのリアルです。「冬キャンプは静かで景色が綺麗」というメリットはありますが、寒さという代償はあまりにも大きい。

従来の暖房手段の限界
もちろん、冬キャンプ愛好者たちは様々な暖房手段を試してきました。
1. 石油ストーブ・ガスヒーター
- メリット: 暖房能力が高く、テント内を一気に温められる
- デメリット: 一酸化炭素中毒のリスク、重量が重い(5〜10kg)、燃料の持ち運びが面倒、テント内での使用は換気が必須
実際、毎年のように石油ストーブやガスヒーターによる一酸化炭素中毒事故が報告されています。特にテント内で使用する場合、換気を怠ると命に関わる危険性があります。
2. 湯たんぽ
- メリット: 安全、軽量、コストが安い
- デメリット: 持続時間が短い(3〜4時間程度)、お湯を沸かす手間、夜中に冷めたら再加熱できない
3. 焚き火
- メリット: キャンプの醍醐味、調理も可能、雰囲気が良い
- デメリット: 前面しか温まらない、薪の準備と管理が大変、就寝時は消す必要がある、煙や灰で汚れる
どの方法も一長一短。「安全で、快適で、手軽」という3つを満たす暖房手段は、これまで存在しませんでした。
電気こたつ×ポータブル電源という新しい選択肢
でも、ポータブル電源で動く電気こたつなら、これらの問題をすべて解決できる可能性があります。
| 項目 | 石油ストーブ | 湯たんぽ | 焚き火 | 電気こたつ+ポタ電 |
|---|---|---|---|---|
| 安全性 | △(一酸化炭素リスク) | ◎ | △(火傷リスク) | ◎ |
| 持続時間 | ◎(燃料次第) | △(3〜4時間) | △(薪次第) | ◎(8〜16時間) |
| 持ち運び | △(重い) | ◎(軽い) | ◯(薪が重い) | ◯(やや重い) |
| 手軽さ | ◯ | △(お湯が必要) | △(準備が大変) | ◎(電源ONだけ) |
| コスト | ◯ | ◎ | ◯ | △(初期投資大) |
電気こたつ+ポータブル電源の最大のメリットは、以下の3点です:
- 一酸化炭素のリスクゼロ: 電気なので、テント内でも安心して使える
- 省電力で長時間稼働: 一般的な電気こたつは50〜100W程度と省エネ
- 持ち運びが簡単: 折りたたみ式のこたつテーブル+薄手のこたつ布団なら、車に余裕で積める
初期投資は大きいものの(ポータブル電源で5〜15万円程度)、一度揃えてしまえば、冬キャンプだけでなく、災害時の備えや車中泊、夏のキャンプでは扇風機やクーラーボックスの電源としても活用できます。
キャンプ場で「屋外こたつ」を再現するために必要な装備
実際に冬キャンプでこたつを導入するなら、以下の装備が必要です。それぞれの選び方のポイントと、私自身が実際に試してわかったコツをお伝えします。
1. 大容量ポータブル電源(最重要アイテム)
ポータブル電源は、この「屋外こたつ」システムの心臓部です。選び方を間違えると、せっかくのこたつが数時間しか使えない…なんてことにもなりかねません。
おすすめ商品:容量別ベストセレクション
【エントリークラス】Anker 521 Portable Power Station (256Wh)
- 容量: 256Wh
- 価格: 約3万円
- こたつ稼働時間: 約4時間(50W弱モード)
- おすすめ用途: 日帰りキャンプ、お試し導入
【スタンダードクラス・最もおすすめ!】Jackery ポータブル電源 708 (708Wh)
- 容量: 708Wh
- 価格: 約8.5万円
- こたつ稼働時間: 約11時間(50W弱モード)
- おすすめ用途: ソロ〜デュオキャンプ、一泊二日
- 特徴: PSE認証済み、2年保証、軽量コンパクト(6.8kg)
【スタンダードクラス・代替案】EcoFlow RIVER 2 Pro (768Wh)
- 容量: 768Wh
- 価格: 約8.8万円
- こたつ稼働時間: 約12時間(50W弱モード)
- 特徴: 急速充電対応(1時間で80%)、アプリで遠隔操作可能
【ハイエンドクラス】BLUETTI AC180 (1152Wh)
- 容量: 1152Wh
- 価格: 約14.8万円
- こたつ稼働時間: 約18時間(50W弱モード)
- おすすめ用途: グループキャンプ、連泊、電気毛布も併用
- 特徴: 大容量、AC出力4口、5年保証
実際に使ってわかった選び方のコツ
- 「定格出力」と「瞬間最大出力」の違いに注意: こたつは起動時に一瞬だけ高い電力を消費することがあります。定格出力が300W以上あれば安心です。
- 充電方法は複数あると便利: AC充電(家庭用コンセント)だけでなく、ソーラーパネル充電やシガーソケット充電にも対応していると、連泊時や車中泊時に便利です。
- 液晶ディスプレイ付きが使いやすい: 残りの使用可能時間や現在の消費電力が一目でわかるモデルを選びましょう。「あと何時間使えるか」が分からないと不安になります。
- 重量とのバランスを考える: 1000Wh以上のモデルは10kg超えることも。キャンプ場まで車で行けるなら問題ないですが、駐車場からサイトまで距離がある場合は、500〜700Whクラスの方が現実的です。
2. 省電力こたつ(1時間あたりの消費電力量に注目!)
キャンプ用のこたつ選びで最も重要なのは「実際の消費電力量」です。
ここで注意してほしいのが、こたつには「定格消費電力」と「1時間あたりの消費電力量」の2つの数値があるということ。
- 定格消費電力(300Wなど):ヒーターが全力で動いた時の最大出力
- 1時間あたりの消費電力量(80〜160Whなど):サーモスタットでON/OFFを繰り返しながら実際に消費する平均値
ポータブル電源の稼働時間を計算する際に使うべきは、後者の**「1時間あたりの消費電力量」**です。こたつはサーモスタットで温度を一定に保つため、ヒーターが常にフル稼働しているわけではありません。弱モードなら1時間あたり約80Wh、強モードでも約160Whが平均的な消費電力量です。
おすすめ商品:キャンプ向けこたつ厳選3選
【最もおすすめ】山善 カジュアルこたつ ESK-608 (60×60cm)
- サイズ: 60cm×60cm(一人用)
- 定格消費電力: 300W
- 1時間あたりの消費電力量: 弱 約80Wh / 強 約160Wh
- 重量: 約7.5kg
- 価格: 約1.2万円
- 特徴: 温度調節無段階、リバーシブル天板、コンパクトで持ち運びしやすい
【デュオキャンプ向け】山善 カジュアルこたつ ESK-759 (75×75cm)
- サイズ: 75cm×75cm(二人用)
- 定格消費電力: 300W
- 1時間あたりの消費電力量: 弱 約80Wh / 強 約160Wh
- 重量: 約12kg
- 価格: 約1.2万円
- 特徴: 温度調節無段階、リバーシブル天板
【コンパクト重視】アイリスオーヤマ カジュアルこたつ PKC-70S (70×70cm)
- サイズ: 70cm×70cm(一〜二人用)
- 定格消費電力: 400W
- ヒーター: 石英管ヒーター 200W×2本
- 重量: 約9.3kg
- 価格: 約1万円
- 特徴: リバーシブル天板、カジュアルデザイン
「定格300W」でもポータブル電源は大丈夫?
「定格消費電力300W」と聞くと、「ポータブル電源で使えるの?」と不安になる方もいるかもしれません。でも安心してください。
こたつの定格消費電力はヒーターの最大出力を示しているだけで、実際に常時300W消費し続けるわけではありません。サーモスタットが温度を感知してヒーターのON/OFFを自動で切り替えるため、実際の平均消費電力量は弱モードで約80Wh/時、強モードでも約160Wh/時に収まります。
ただし、電源を入れた直後はヒーターがフル稼働して300W近く消費する瞬間があります。そのため、ポータブル電源のAC出力が300W以上あるモデルを選ぶことが重要です(後述するおすすめ機種はすべてクリアしています)。
実際に試した感想
私が最初に購入したのは、山善の60cm角の一人用こたつ(価格は約1.2万円)でした。
「定格300Wって書いてあるけど、ポータブル電源で本当に長時間使えるの?」と半信半疑でしたが、実際に使ってみると弱モードなら1時間あたり約80Whしか消費しません。こたつ布団をしっかり被せれば、弱モードでも十分暖かい。むしろ、強モードにすると暑すぎて汗をかくくらいでした。
キャンプで使う場合、外気が冷たい分、こたつの中との温度差が大きくなるので、家庭で使うよりも快適に感じます。ただし、外気温が低いとサーモスタットのOFF時間が短くなるため、家庭内で使うよりも消費電力量がやや増える傾向はあります。余裕を持った容量のポータブル電源を選びましょう。
3. こたつ布団(薄手でOK、むしろ薄手推奨)
こたつ布団は、キャンプ用なら薄手で十分です。むしろ、厚手のこたつ布団は収納スペースを圧迫するのでおすすめしません。
おすすめ商品:キャンプ向けこたつ布団
【コンパクト重視】イケヒコ 洗えるこたつ布団 (正方形 185×185cm)
- サイズ: 185cm×185cm(60〜75cmこたつ対応)
- 価格: 約3,980円
- 特徴: 丸洗い可能、圧縮袋対応、軽量(約1.5kg)
【代用アイデア】ニトリ あったか毛布 シングル
- サイズ: 140cm×200cm
- 価格: 約2,490円
- 特徴: こたつ布団の代用として使える、洗濯機OK
4. 防寒用のラグorマット(地面からの冷気対策)
こたつを設置する際に意外と見落としがちなのが、「地面からの冷気対策」です。どれだけこたつが暖かくても、地面からの冷気が足元から侵入してくると、快適性が大きく下がります。
おすすめ商品:断熱マット
【最もおすすめ】サーマレスト リッジレスト ソーライト (R値2.8)
- サイズ: 51cm×183cm
- R値: 2.8(断熱性能指標)
- 価格: 約6,600円
- 特徴: 軽量(400g)、コンパクト収納
【コスパ重視】キャプテンスタッグ EVAフォームマット (厚さ20mm)
- サイズ: 56cm×182cm
- 価格: 約1,980円
- 特徴: 厚さ20mm、折りたたみ式、リバーシブル
【お手軽】アルミ銀マット (厚さ8mm)
- サイズ: 90cm×180cm
- 価格: 約980円
- 特徴: 安価、複数枚重ねて使える
実際の設置方法
私がキャンプ場で実践している断熱マットの重ね方:
1層目: 銀マット(地面に直接敷く) 2層目: 厚手のキャンプマット(R値3.5のインフレータブルマット) 3層目: ラグマット(見た目も良くするため)
この3層構造にすることで、氷点下の夜でも足元から冷気を感じることはほぼありません。
実際の消費電力シミュレーション(数字で見る「使える時間」)
「ポータブル電源で本当にこたつが使えるの?」「何時間くらい持つの?」という疑問にお答えします。
ここでは、具体的な数値を使って、実際にどれくらいの時間こたつを使えるのかをシミュレーションしてみます。
基本的な計算方法
ポータブル電源の稼働時間は、以下の計算式で求められます:
稼働時間 = バッテリー容量(Wh) ÷ 1時間あたりの消費電力量(Wh) × 変換効率
ここで重要なのが「変換効率」です。ポータブル電源は、直流(DC)を交流(AC)に変換する際にエネルギーロスが発生します。一般的なポータブル電源の変換効率は約80%程度です。
また、こたつの消費電力は「定格消費電力」ではなく「1時間あたりの消費電力量」を使うのがポイントです。山善カジュアルこたつの場合、弱モードで約80Wh/時、強モードで約160Wh/時が目安になります。
具体的なシミュレーション例
ケース1: Jackery 708 (708Wh) × 山善こたつ(弱モード・約80Wh/時)
708Wh ÷ 80Wh × 0.8 = 約7時間
想定シーン: 夜20時にこたつをつけて、深夜3時頃まで使用可能。就寝前のリラックスタイム+就寝後数時間は暖かく過ごせます。
余剰電力: スマホ充電(10Wh×3回)、LEDランタン(5W×5時間)にも使えます。
ケース2: Anker 521 (256Wh) × 山善こたつ(弱モード・約80Wh/時)
256Wh ÷ 80Wh × 0.8 = 約2.5時間
想定シーン: 夜20時から22時半まで使用。就寝前のちょっとした暖まりタイムに限定。
アドバイス: エントリークラスは容量が少ないので、こたつ使用は就寝前の2〜3時間に限定するのが現実的です。こたつメインで使いたいなら、もう一つ上の容量を選びましょう。
ケース3: BLUETTI AC180 (1152Wh) × 山善こたつ(弱モード・約80Wh/時)
1152Wh ÷ 80Wh × 0.8 = 約11.5時間
想定シーン: 弱モードなら夕方から翌朝まで一晩中使用可能。さらに電気毛布との併用も余裕あり。
ケース4: BLUETTI AC180 (1152Wh) × 山善こたつ(強モード・約160Wh/時)
1152Wh ÷ 160Wh × 0.8 = 約5.8時間
想定シーン: 強モードだと約6時間。極寒の日に強モードで使いたい場合は、就寝前の時間帯に限定するのがベスト。

実際のキャンプでの消費電力パターン
実際のキャンプでは、こたつだけでなく、他の電化製品も使いたいですよね。ここでは、一泊二日のキャンプでの電力消費パターンをシミュレーションしてみます。
パターンA: ソロキャンプ(Jackery 708使用)
| 時間 | 使用機器 | 消費電力量 | 使用時間 | 消費量 |
|---|---|---|---|---|
| 18:00-21:00 | LEDランタン | 5W | 3時間 | 15Wh |
| 19:00-翌2:00 | 山善こたつ(弱) | 約80Wh/時 | 7時間 | 560Wh |
| 随時 | スマホ充電 | – | 3回 | 30Wh |
| 合計消費電力 | 605Wh | |||
| 708Whバッテリーの残量 | 103Wh(15%) |
結論: Jackery 708なら、ソロキャンプで約7時間こたつを使えます。一晩中つけっぱなしは厳しいですが、就寝前〜深夜2時頃までなら余裕。就寝後はタイマーで切って寝袋に入りましょう。
パターンB: デュオキャンプ(BLUETTI AC180使用)
| 時間 | 使用機器 | 消費電力量 | 使用時間 | 消費量 |
|---|---|---|---|---|
| 18:00-23:00 | LEDランタン×2 | 10W | 5時間 | 50Wh |
| 19:00-翌2:00 | 山善こたつ(弱) | 約80Wh/時 | 7時間 | 560Wh |
| 随時 | スマホ充電 | – | 6回 | 60Wh |
| 22:00-翌6:00 | 電気毛布(1枚) | 30W | 8時間 | 240Wh |
| 合計消費電力 | 910Wh | |||
| 1152Whバッテリーの残量 | 242Wh(21%) |
結論: BLUETTI AC180(1152Wh)なら、こたつ+電気毛布1枚の組み合わせで一泊は問題なし。ただし電気毛布2枚使いたい場合や、こたつを強モードで使いたい場合は1500Wh以上のポータブル電源がおすすめです。
省エネのコツ5選
ポータブル電源の容量は限られているので、できるだけ長く使えるように工夫しましょう。
- こたつは「弱モード」で十分: 弱モード(約80Wh/時)と強モード(約160Wh/時)では消費電力量が2倍違います。外気が冷たいので弱モードでも十分暖かい。最初の30分だけ強モードで暖め、あとは弱モードに切り替えましょう。
- こたつ布団の下にアルミシートを敷く: 熱が逃げにくくなり、こたつの効率が上がります。100均のアルミシートでOK。
- こたつ布団をしっかり被せる: 隙間から暖気が逃げないように、布団をテーブルの下までしっかり垂らしましょう。布団がしっかり密閉されていると、サーモスタットのOFF時間が長くなり、消費電力量が下がります。
- タイマー機能を活用: 就寝後2〜3時間で自動オフになるように設定すれば、バッテリーを大幅に節約できます。ESK-T759のように5時間オフタイマー付きのモデルもあります。
- ソーラーパネルで昼間に充電: 連泊する場合は、ソーラーパネル(100W程度)を使って昼間に充電すれば、バッテリー切れの心配がありません。
実際のキャンプシーンでの活用方法(体験談付き)
こたつ×ポータブル電源は、冬キャンプのあらゆるシーンで活躍します。ここでは、私が実際に試して「これは良かった!」と感じた使い方を、具体的なシーン別にご紹介します。
シーン1: テント内の暖房として(就寝時の快適性を劇的に向上)
最も基本的な使い方が、テント内の暖房としての活用です。
実際の設置方法
- テント内にこたつを設置: テントの中央または奥側に、こたつを設置します。
- ポータブル電源はテント外に: 結露対策として、ポータブル電源は前室やテント外に置きます。延長コードを使ってこたつに接続。
- 換気を忘れずに: 電気こたつは一酸化炭素を出しませんが、結露対策として換気は必要です。ベンチレーションを開けるか、ドアを少し開けておきましょう。
- AC出力を確認: こたつの定格消費電力は300W。ポータブル電源のAC出力がこれ以上あることを必ず確認してください。
実際に試してわかったメリット
- 寝る前の1〜2時間が最高に快適: 夕食後、寝袋に入る前の時間をこたつで過ごせる。本を読んだり、明日の予定を立てたり、リラックスタイムを満喫できます。
- 朝の着替えが苦痛じゃなくなる: 冬キャンプの朝は、寒くて着替えるのが本当に辛い。でもこたつがあれば、朝起きてすぐにこたつに入って着替えられます。
- テント内が適度に温まる: こたつをつけていると、その周辺の空気も温まります。テント全体を暖めることはできませんが、こたつの周囲1〜2mくらいは明らかに暖かくなります。
シーン2: タープ下のリビングスペースに(開放感と暖かさの両立)
個人的に最もおすすめなのが、タープ下のリビングスペースにこたつを設置する使い方です。
実際の体験談
昨シーズン、友人3人と長野県の高ボッチ高原でキャンプをした際、タープ下にこたつを設置しました。夜、焚き火を眺めながらこたつに入って、日本酒を飲む。外気温はマイナス3度でしたが、こたつと焚き火のおかげで、全く寒さを感じませんでした。
友人の一人が「これ、もうホテルより快適じゃない?」と言ったのが印象的でした。本当に、野外でありながら自宅のリビングのような快適さがありました。
注意点: 屋外で使う場合、外気温が低い分サーモスタットのON時間が長くなり、消費電力量が室内使用時より増えます。シミュレーションの数値よりも1〜2割多く消費する想定で、バッテリー残量に余裕を持たせましょう。
シーン3: 車中泊との併用(雨や雪の日の最終兵器)
ハイエースやキャンピングカー、軽バンなどで車中泊をする場合にも、こたつ×ポータブル電源は活躍します。
車中泊でこたつを使うメリット
- 車内が快適な居住空間に: 車内にコンパクトこたつを設置すれば、まるで自宅の一室のような快適さ。
- 雨や雪の日のバックアッププラン: 天候が悪化してテント設営を諦めた場合でも、車内にこたつがあれば快適に過ごせます。
- 就寝前の時間を有効活用: 車中泊の場合、夜早くに寝る準備をすることが多いですが、こたつがあれば寝る前の時間を快適に過ごせます。
ポータブル電源 比較表:容量別・価格帯別 完全比較
| 容量クラス | 容量 | こたつ稼働時間(弱モード・約80Wh/時) | 用途 | 価格帯 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| エントリー | 200〜300Wh | 約2〜3時間 | 日帰り、お試し | 2〜4万円 | ★★☆☆☆ |
| スタンダード(おすすめ!) | 500〜700Wh | 約5〜7時間 | 一泊二日 ソロ〜デュオ | 6〜10万円 | ★★★★★ |
| ハイエンド | 1000〜1500Wh | 約10〜15時間 | 連泊 グループ | 12〜20万円 | ★★★★☆ |
| プロ仕様 | 2000Wh以上 | 約20時間以上 | 長期滞在 イベント | 20万円〜 | ★★★☆☆ |
※稼働時間は変換効率80%で計算。外気温や使用環境により変動します。
具体的なおすすめ商品
エントリークラス(3〜5万円)
Anker 521 Portable Power Station
- 容量: 256Wh
- AC出力: 200W(瞬間最大400W)
- 価格: 約3万円
- こたつ稼働時間: 約2.5時間(弱モード・約80Wh/時)
- 重量: 約3.7kg
- おすすめ用途: 日帰りキャンプ、お試し導入
- 評価: 冬キャンプのこたつ用途には容量不足。ただしAC出力200Wなので定格300Wのこたつ起動時にパワー不足になる可能性あり。初めての方はスタンダードクラスから始めるのがおすすめ。
⚠️注意: AC出力が200Wのモデルは、こたつの起動時(定格300W)に容量オーバーでシャットダウンする可能性があります。こたつ使用を前提にするなら、AC出力300W以上のモデルを選んでください。
スタンダードクラス(6〜10万円)- 最もおすすめ!
第1位: Jackery ポータブル電源 708
- 容量: 708Wh
- AC出力: 500W(瞬間最大1000W)
- 価格: 約8.5万円
- こたつ稼働時間: 約7時間(弱モード・約80Wh/時)
- 重量: 6.8kg
- 特徴: PSE認証済み、2年保証、軽量コンパクト
- おすすめ用途: ソロ〜デュオキャンプ、一泊二日
- 評価: ★★★★★ 定格300Wのこたつも余裕で動かせるAC出力500W。弱モードで約7時間使えるので、就寝前〜深夜までカバーできる。
第2位: EcoFlow RIVER 2 Pro
- 容量: 768Wh
- AC出力: 800W
- 価格: 約8.8万円
- こたつ稼働時間: 約7.7時間(弱モード・約80Wh/時)
- 重量: 7.8kg
- 特徴: 急速充電対応(1時間で80%)、アプリで遠隔操作可能
- おすすめ用途: ソロ〜デュオキャンプ、一泊二日
- 評価: ★★★★★ 充電速度重視ならこれ!AC出力800Wなので、こたつ+その他の家電も安心。
ハイエンドクラス(12〜20万円)
BLUETTI AC180
- 容量: 1152Wh
- AC出力: 1800W
- 価格: 約14.8万円
- こたつ稼働時間: 約11.5時間(弱モード)/ 約5.8時間(強モード)
- 重量: 約16kg
- 特徴: 大容量、AC出力4口、5年保証
- おすすめ用途: グループキャンプ、連泊、電気毛布も併用
- 評価: ★★★★☆ 弱モードなら一晩中つけっぱなしでもOK。容量重視、快適性最優先の方に。
使用シーン別おすすめ
| 使用シーン | おすすめ容量 | 推奨商品 |
|---|---|---|
| ソロキャンプ(一泊) | 700Wh以上 | Jackery 708 |
| デュオキャンプ(一泊) | 1000Wh以上 | BLUETTI AC180 |
| ファミリー(一泊) | 1500Wh以上 | BLUETTI AC180 + ソーラーパネル |
| 連泊キャンプ | 1500Wh以上 | BLUETTI AC180 + ソーラーパネル |
| 車中泊メイン | 700Wh以上 | Jackery 708(持ち運びやすい) |
| 災害備蓄も兼ねる | 1000Wh以上 | BLUETTI AC180(長期保存に強い) |
消費電力シミュレーション比較
ケース1: Jackery 708 (708Wh) × 山善こたつ(弱・約80Wh/時)
計算: 708Wh ÷ 80Wh × 0.8 = 約7時間
シナリオ:
- 19:00 こたつON
- 深夜2:00頃にバッテリー切れ
- 余剰電力: スマホ充電×3回、LEDランタン×5時間
ケース2: Anker 521 (256Wh) × 山善こたつ(弱・約80Wh/時)
計算: 256Wh ÷ 80Wh × 0.8 = 約2.5時間
シナリオ:
- 20:00 こたつON
- 22:30頃に電池切れ
- 就寝前のちょっとした暖まりタイムのみ
※AC出力にも注意。200Wモデルの場合、こたつ起動時にパワー不足になる可能性あり。
ケース3: BLUETTI AC180 (1152Wh) × 山善こたつ(弱・約80Wh/時)
計算: 1152Wh ÷ 80Wh × 0.8 = 約11.5時間
シナリオ:
- 弱モードなら夕方〜翌朝まで一晩中使用可能
- 電気毛布(30W×8時間=240Wh)も同時使用OK
- 余剰電力: スマホ充電×5回、ノートPC充電×1回
ケース4: BLUETTI AC180 (1152Wh) × 山善こたつ(強・約160Wh/時)
計算: 1152Wh ÷ 160Wh × 0.8 = 約5.8時間
シナリオ:
- 強モードだと約6時間で終了
- 極寒の日は「最初30分だけ強→弱に切り替え」で対応
初期投資額の比較
| アイテム | エントリー | スタンダード | ハイエンド |
|---|---|---|---|
| ポータブル電源 | 3万円(Anker 521) | 8.5万円(Jackery 708) | 14.8万円(BLUETTI AC180) |
| こたつ(山善) | 1.2万円(ESK-608) | 1.2万円(ESK-608) | 1.2万円(ESK-759) |
| こたつ布団 | 0円(毛布代用) | 3,980円(イケヒコ) | 3,980円(イケヒコ) |
| 断熱マット | 980円(銀マット) | 1,980円(EVAマット) | 6,600円(サーマレスト) |
| 合計 | 約4.1万円 | 約11.7万円 | 約22.7万円 |
選び方の決め手
予算6〜10万円で迷っているなら → Jackery 708
- 弱モードで約7時間、就寝前〜深夜までカバー
- AC出力500Wで定格300Wのこたつも安心
- 重量6.8kgで持ち運びしやすい
- PSE認証済みで安全性が高い
- 2年保証で安心
充電速度重視なら → EcoFlow RIVER 2 Pro
- 1時間で80%充電可能
- AC出力800Wで余裕のパワー
- アプリで遠隔操作できる
- 容量もJackeryより少し大きい
一晩中こたつを使いたいなら → BLUETTI AC180
- 弱モードで約11.5時間、一晩つけっぱなしOK
- 1152Whの大容量
- AC出力1800Wで複数デバイス同時使用
- 5年保証で長期使用前提
寒冷地での注意点
| 気温 | バッテリー性能への影響 | 対策 |
|---|---|---|
| 0℃以上 | ほぼ影響なし | 通常通り使用可能 |
| -5℃〜0℃ | 容量5〜10%低下 | 使用中は発熱するため問題なし |
| -10℃以下 | 容量10〜20%低下 | 使わない時はテント内保管 |
| -20℃以下 | 容量20〜30%低下 充電不可の機種も | 車内・テント内保管必須 |
対策ポイント:
- 使用中は本体が発熱するため、ほぼ影響なし
- 使わない時はテント内や車内に保管
- 充電は0℃以上の環境で行う
- 余裕を持った容量を選ぶ(寒冷地では容量が下がるため)
最もおすすめはJackery 708
理由:
- 容量と価格のバランスが最高 — 708Whで8.5万円
- 一泊なら安心 — 弱モードで約7時間、就寝前〜深夜までしっかりカバー
- AC出力500W — 定格300Wのこたつも余裕で起動できる
- 持ち運びしやすい — 6.8kgと軽量
- 信頼性が高い — PSE認証済み、2年保証
- 汎用性が高い — 冬は暖房、夏は扇風機、災害時も活躍
【よくある質問】冬キャンプ×屋外こたつ×ポータブル電源FAQ
テント内でこたつを使っても安全ですか?
電気こたつは一酸化炭素が出ないため石油ストーブより安全です。ただし結露対策として換気は必要で、就寝時はタイマーで2〜3時間後に切れるよう設定し、こたつ布団が燃えやすい素材でないか確認してください。
ポータブル電源は寒さに弱いと聞きましたが冬キャンプで使えますか?
使用中は本体が発熱するため問題なく動作します。0℃以上なら影響は軽微で、使わない時はテント内や車内に置けば大丈夫です。ただし-10℃以下の極寒環境ではバッテリー容量が10〜20%低下する可能性があります。
ソロキャンプならどのサイズのポータブル電源がおすすめですか?
一泊二日なら500〜700Whクラスがおすすめです。こたつを8〜11時間使える上にスマホ充電も可能で、重量も6〜8kgと一人で持ち運びやすく、価格も6〜10万円と手頃です。
こたつの消費電力を抑えるコツはありますか?
弱モードで十分暖かいです。こたつ布団の下にアルミシートを敷き、隙間から暖気が逃げないよう布団をしっかり被せ、就寝後2〜3時間で自動オフになるタイマー設定をすれば省エネになります。
雨や雪の日でもこたつを使えますか?
ポータブル電源とこたつ本体は防水ではないため、テント内・タープ下・車内で使用してください。特にポータブル電源は濡れると故障や火災の原因になるため、必ず濡れない場所に置くことが重要です。
まとめ:ポータブル電源で、冬キャンプは「我慢するもの」から「楽しむもの」へ
「冬キャンプは寒いから我慢するもの」
そんな固定観念を、ポータブル電源×こたつという組み合わせが壊してくれました。
明治公園で体験した「屋外こたつ」の快適さを、次の冬キャンプで再現しない理由がありません。ポータブル電源があれば、冬のキャンプ場はもっと自由で、もっと快適になる。
今すぐ揃えるべきアイテムリスト
1. ポータブル電源
- おすすめ: Jackery 708 (708Wh / AC出力500W)
- 代替案: EcoFlow RIVER 2 Pro (768Wh / AC出力800W)
2. こたつ(定格300W / 弱モード約80Wh/時)
- おすすめ: 山善 カジュアルこたつ ESK-608(60×60cm)
- デュオ向け: 山善 カジュアルこたつ ESK-759(75×75cm)
3. こたつ布団
- おすすめ: イケヒコ 洗えるこたつ布団
4. 断熱マット
- おすすめ: サーマレスト リッジレスト
- コスパ重視: キャプテンスタッグ EVAマット
こたつ×ポータブル電源の初期投資額
| アイテム | エントリー | スタンダード | ハイエンド |
|---|---|---|---|
| ポータブル電源 | 3万円(Anker 521) | 8.5万円(Jackery 708) | 14.8万円(BLUETTI AC180) |
| こたつ(山善) | 1.2万円(ESK-608) | 1.2万円(ESK-608) | 1.2万円(ESK-759) |
| こたつ布団 | 0円(毛布代用) | 3,980円(イケヒコ) | 3,980円(イケヒコ) |
| 断熱マット | 980円(銀マット) | 1,980円(EVAマット) | 6,600円(サーマレスト) |
| 合計 | 約4.1万円 | 約11.7万円 | 約22.7万円 |
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