「一人キャンプって不安…」実際に初心者が直面する3つの壁
一人でキャンプに行きたいと思いながら、なかなか踏み出せない。そんな方は決して珍しくありません。
実は、初めてソロキャンプに挑戦した人の多くが、こんな経験をしています。
「テントを広げたものの、設営の仕方がわからず30分以上格闘…周りの目が気になって焦りました」(30代男性・会社員)
「夕方になって急に不安になり、夜が怖くて一睡もできず朝を迎えました」(20代女性・フリーランス)
「必要な道具がわからず、とりあえず詰め込んだ荷物が重すぎて設営前に疲れ果てました」(40代男性・自営業)
こうした不安や失敗は、実は「何を準備すればいいか知らなかった」ことが原因です。逆に言えば、正しい知識と準備さえあれば、ソロキャンプは誰でも安心して楽しめるアウトドア体験なのです。

ソロキャンプの不安を解消する2つのポイント
初心者が安心してソロキャンプを楽しむには、次の2つを押さえておくことが重要です。
① 最低限の道具セットを揃える(全部買う必要はない)
ソロキャンプに必要な道具は、実はそれほど多くありません。まず揃えるべき基本の5つがこちらです。
- テント:一人で設営できるもの
- 寝袋:季節に合った保温性のもの
- マット:地面の冷気や凸凹から身を守る
- ランタン:夜間の明かり確保
- バーナー:簡単な調理用
この5つがあれば、ソロキャンプは成立します。「あれもこれも」と揃える必要はなく、まずは基本セットで始めて、慣れてきたら少しずつ買い足していくのがおすすめです。
② 当日の流れを事前に把握しておく
ソロキャンプの一日の流れは、だいたいこんな感じです。
- 到着・受付(チェックイン)
- サイト設営(テント・タープ張り)
- 夕食準備・調理
- 焚き火やランタンでリラックスタイム
- 就寝
- 朝食・撤収(チェックアウト)
この順番を頭に入れておくだけで、「次は何をすればいいんだろう?」という不安の7割はなくなります。特に設営と撤収の時間配分を知っておくと、余裕を持って行動できます。

失敗しないソロキャンプ道具の選び方
ここからは、初心者が道具を選ぶときに知っておくべきポイントを解説します。
テントの選び方:「一人で設営できるか」が最重要
ソロキャンプ用テントを選ぶときは、次の3点をチェックしましょう。
- 設営が簡単:ポールの本数が少なく、色分けされているものが◎
- 前室がある:荷物を置けるスペースがあると雨の日も安心
- 重さは4kg以下:車移動なら多少重くてもOK、徒歩やバイクなら軽量モデルを
避けるべきは「デザイン重視で設営が複雑なもの」や「前室がなく荷物の置き場所に困るもの」です。
寝袋の選び方:使う季節の「最低気温」で決める
寝袋選びでは、キャンプに行く季節の最低気温をチェックしましょう。
- 春・秋キャンプ(最低5℃前後):快適温度5℃以上のモデル
- 夏キャンプ(最低15℃以上):薄手のモデルでもOK
- 冬キャンプ(氷点下):マイナス対応の本格モデルが必要
初心者には、春から秋まで使える「3シーズン対応モデル」が一番コスパが良くおすすめです。ダウンは軽量ですが高価で濡れに弱いため、まずは化繊綿のモデルから始めるのが無難です。
バーナーの選び方:「燃料の入手しやすさ」重視
バーナーを選ぶポイントは次の2つです。
- CB缶(カセットボンベ)対応:コンビニでも買える、安価
- 安定した火力調整:とろ火から強火まで調整できると料理の幅が広がる
OD缶(アウトドア缶)は高出力ですが、専門店でしか買えず割高です。初心者はまずCB缶対応モデルから始めましょう。

初心者におすすめのソロキャンプ道具【厳選3点】
ここからは、初めてのソロキャンプでも扱いやすく、実績のある道具を紹介します。
【テント】Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST
ソロキャンプ用テントの定番中の定番。価格は約16,000円〜20,000円で、コストパフォーマンスに優れています。
こんな人におすすめ:
- 初めてテントを買う人
- 設営に自信がない人
- 車移動メインの人(重さ4.4kgのため)
メリット:
- ポールポケット式で一人でも設営しやすい(約10分)
- 前室が広く(210cm×105cm)、荷物や靴を置ける
- 雨にも強い耐水圧1,500mm
- 信頼のコールマンブランドで長く使える
デメリット:
- 重量が4.4kgとやや重い(バイクや徒歩には不向き)
- 収納サイズが大きめで、バックパックに入れにくい
- 夏は少し暑く感じることがある
実際の使用シーン:
金曜の夜、仕事帰りにキャンプ場へ直行。暗い中でもポールの色分けがあるので迷わず設営完了。前室に荷物を置いて、インナーテントで足を伸ばして寝られました。朝は後室から出入りして、前室で朝食の準備。ゆったり過ごせて大満足でした。
【寝袋】mont-bell(モンベル) シームレス バロウバッグ #3
春・夏・秋の3シーズン使える化繊寝袋の決定版。価格は約15,000円〜18,000円です。
こんな人におすすめ:
- 春から秋までキャンプを楽しみたい人
- 寝袋を洗いたい人(家庭で洗濯可能)
- ダウンのメンテナンスが面倒な人
メリット:
- 快適温度6℃、限界温度1℃で3シーズン対応
- 化繊綿「エクセロフト」で濡れても保温力をキープ
- 重量約933gと軽量で持ち運びしやすい
- スーパースパイラルストレッチ機能で窮屈感がない
- 家庭の洗濯機で丸洗いできる
デメリット:
- ダウンに比べると収納サイズがやや大きい
- 真冬キャンプには保温力不足(別途対策が必要)
- 価格がやや高め(化繊寝袋の中では)
実際の使用シーン:
10月の肌寒い夜、気温は7℃まで下がりましたが、バロウバッグ#3の中は暖かく快適。マミー型なのに伸縮性があるので寝返りも打てます。朝方の冷え込みもしっかり防いでくれました。キャンプから帰ったら洗濯機で丸洗い。次回も清潔に使えて安心です。
【バーナー】SOTO(ソト) レギュレーターストーブ ST-310
ソロキャンパーから絶大な支持を受ける名作シングルバーナー。価格は約6,000円〜7,000円と手頃です。
こんな人におすすめ:
- 初めてバーナーを買う人
- 燃料を手軽に調達したい人(CB缶対応)
- 料理の火力を細かく調整したい人
メリット:
- CB缶(カセットボンベ)使用で燃料代が安い(コンビニでも買える)
- マイクロレギュレーター搭載で低温時も火力が安定
- 重量330gと超軽量
- 圧電点火で簡単着火
- とろ火調理が得意で炊飯にも向いている
- 日本製で品質が高い
デメリット:
- ゴトクが熱くなりやすい(専用アシストグリップの購入がおすすめ)
- 風防がないので風が強いと火が消えやすい
- 点火レバーの位置が低く、慣れるまで使いにくい
実際の使用シーン:
夕暮れ時、お湯を沸かしてカップラーメンを作りました。点火は一発で成功。弱火でじっくりメスティンでご飯を炊いたら、ふっくら美味しく炊けました。CB缶なので、キャンプ場近くのコンビニで追加購入できて助かりました。重さも気にならず、次回も必ず持っていきます。
初めてのソロキャンプを成功させる5つの実践ポイント
1. 初回は「高規格キャンプ場」を選ぶ
初めてのソロキャンプでは、設備が整ったキャンプ場を選びましょう。
- トイレがキレイで水洗
- 炊事場が明るく、お湯が出る
- 管理人が常駐している
- レンタル品が充実している
多少料金が高くても、初心者が安心して過ごせる環境を優先することが大切です。慣れてきたら、設備の少ない野趣あふれるキャンプ場に挑戦しましょう。
2. テント設営は「自宅で一度練習」しておく
本番で初めてテントを広げると、間違いなく焦ります。必ず自宅の庭や公園で一度設営練習をしておきましょう。
練習のポイント:
- 説明書を見ながらゆっくり組み立てる
- ポールの差込口や色の対応を確認
- 設営・撤収の所要時間を測る
一度練習しておけば、当日は暗い中でもスムーズに設営できます。
3. 夜は無理をしない(日没前に準備完了)
一人キャンプで最も大切なのは「明るいうちに準備を終えること」です。
- 遅くとも日没の1時間前にはキャンプ場に到着
- 設営→夕食準備まで明るいうちに完了
- 暗くなる前にランタンを点灯
夜間の設営や調理は危険が伴います。余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
4. 料理は簡単なものでOK
初めてのソロキャンプでは、凝った料理を作る必要はありません。次のような簡単メニューで十分です。
- カップラーメン+ウインナーやゆで卵をトッピング
- レトルトカレー+無洗米のメスティン炊飯
- 焼くだけの食材(肉・野菜)とパン
準備が少なく、失敗もありません。慣れてきたら少しずつ料理の幅を広げていきましょう。
5. 荷物は「少なめ」がちょうどいい
初心者ほど「念のため」とあれこれ持ちすぎてしまいます。本当に必要なものだけに絞りましょう。
持っていくべきもの:
- テント・寝袋・マット・ランタン・バーナー
- 着替え1セット、タオル
- 食材・水
- ファーストエイドキット、虫除け
なくても困らないもの:
- 複数の調理器具(まずはクッカー1つで十分)
- 何日分もの着替え(1泊なら1セットでOK)
- 大量の食材(余ると荷物になる)
荷物が少なければ、設営も撤収も楽になり、疲労が軽減されます。
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ソロキャンプをより楽しむための+αアドバイス
ソロ参加の不安を和らげる方法
一人でキャンプに行くのが不安な方は、次の方法を試してみてください。
- ファミリー層が多いキャンプ場を選ぶ:賑やかで孤独感が少ない
- デイキャンプから始める:宿泊なしで日中だけキャンプを楽しむ
- SNSで同じ趣味の人と繋がる:情報交換や励ましあいができる
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安全対策も忘れずに
ソロキャンプでは、万が一のトラブルに備えることも大切です。
- 家族や友人に行き先とスケジュールを伝える
- スマホの充電器(モバイルバッテリー)を持参
- 救急セットを用意(絆創膏、消毒液、痛み止めなど)
- 夜間は貴重品をテント内に保管
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まとめ:ソロキャンプは”自分だけの時間”を作れる最高の体験
ソロキャンプは、不安を一つずつ解消すれば誰でも楽しめるアウトドアです。
成功のポイントはこの3つ:
- 最低限の道具を揃える(テント・寝袋・マット・ランタン・バーナー)
- キャンプ場の選び方を知る(高規格キャンプ場がおすすめ)
- 当日の流れを把握する(明るいうちに準備完了)
これさえできれば、あなたの”初ソロキャンプ”は必ず成功します。自然の中で過ごす静かな時間は、日常のストレスを忘れさせてくれる最高のご褒美です。
あなたのソロキャンプデビューが、素晴らしい体験になりますように。
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