「寝袋だけで大丈夫」と思っていた初キャンプ、翌朝は地獄でした
初めてのキャンプで、「寝袋さえあれば眠れるでしょ」と軽く考えていた私。翌朝、背中と腰が痛すぎて起き上がれませんでした。
地面の硬さが寝袋を通してダイレクトに伝わり、小石の凸凹が気になって何度も目が覚める。明け方の冷え込みで寒くなり、結局ほとんど眠れずに朝を迎えたのです。
キャンプの夜、実はこんな悩みを抱えている方が少なくありません:
- 地面が硬すぎて体のあちこちが痛い
- 寝袋だけでは底冷えして寒くて眠れない
- 枕がなくて首や肩がこる
- 寝返りが打ちにくく、朝起きたら疲れが残っている
- テント内がゴチャついて落ち着かない
でも安心してください。適切な寝室ギアを揃えるだけで、キャンプの夜は驚くほど快適になります。

快適な睡眠を実現する「3つの要素」とは?
キャンプで快適に眠るために必要なのは、次の3つの要素です:
①保温性|地面からの冷気をシャットアウト
寝袋だけでは、地面からの冷気を防ぎきれません。特に春・秋・冬は底冷えが睡眠の最大の敵。マットやコットで地面との距離を作ることが重要です。
②クッション性|地面の硬さから体を守る
テントの床はペラペラの生地。小石や凸凹があると、そのまま背中に伝わります。最低でも5cm以上の厚みがあるマットを使うことで、地面の硬さを感じなくなります。
③サポート性|首・頭・腰を適切に支える
枕なしで寝ると、首や肩に負担がかかり翌日に響きます。また、腰をしっかりサポートできないと、長時間の睡眠が苦痛に。専用の枕やコットを使うことで、自宅のベッドに近い寝心地が実現できます。

初心者がまず揃えるべき寝室ギアの選び方
寝袋(シュラフ)の選び方
季節に合った温度帯を選ぶのが最重要
寝袋の温度表記には「快適使用温度」と「限界使用温度」があります。初心者は、行く季節より1ランク暖かいものを選ぶのが安心です。
- 春〜秋の3シーズン用:快適使用温度5℃〜-5℃程度
- 夏専用:快適使用温度10℃以上
- 冬用:快適使用温度-5℃以下
詳しい選び方はこちらの記事も参考にしてください。
マットの選び方
厚さ5cm以上あれば地面の硬さを感じにくい
マットには「クローズドセルマット(銀マット)」「インフレータブルマット」「エアマット」の3種類があります。初心者には、自動で膨らむインフレータブルマットが使いやすくておすすめです。
厚さは最低でも5cm、できれば8cm以上あると快適。R値(断熱性能)が高いほど冷気を防げます。
枕の選び方
専用のキャンプ枕があるだけで睡眠の質が変わる
タオルを丸めて代用する方もいますが、専用枕は頭の形に合わせて設計されているため、首や肩への負担が全く違います。コンパクトに収納できるエアピローがおすすめ。
コットを導入するかどうか
予算に余裕があればコットで寝心地が一段上がる
コットは地面から完全に離れるため、底冷えや凸凹の影響を受けません。ベッドのような寝心地が手に入りますが、価格は1万円以上と高め。最初はマットで様子を見て、必要性を感じたら導入するのが賢い選択です。

初心者におすすめの寝室ギア5選
①WAQ インフレータブルマット 8cm|迷ったらコレ
バルブを開けるだけで自動膨張する、初心者に一番人気のマットです。
こんな人におすすめ
- 初めてのキャンプ用マットを探している
- 設営・撤収を簡単に済ませたい
- 車中泊でも使いたい
メリット
- 8cmの厚みで地面の硬さを完全にシャットアウト
- R値6.0で3シーズン対応可能
- バルブ2個で空気の出し入れがスムーズ
- 2枚を連結できるのでファミリーキャンプにも
- 1年保証付き
デメリット
- 収納サイズがやや大きめ(65×20cm)
- 自動膨張だけでは完全に膨らまないため、追加で空気を入れる必要がある
- 幅58cmで大柄な人には少し窮屈に感じる可能性
Amazonレビュー4.5/5.0、多くのキャンパーから「コスパ最強」「これがあれば快眠できる」と高評価。価格は6,000円台〜と手頃なのも魅力です。
②ISUKA インサートシーツ|寝袋を清潔に保つ
寝袋の中に入れて使うシーツ。保温性アップと衛生面の両方をカバーできます。
こんな人におすすめ
- 寝袋を長持ちさせたい
- もう少し暖かさが欲しい
- 衛生的に使いたい
メリット
- 寝袋の内側が汚れるのを防げる
- 洗濯が簡単(寝袋本体を頻繁に洗わなくて済む)
- 保温性が2〜3℃アップ
- 軽量コンパクト(重量400g)
デメリット
- 寝袋内のスペースがやや狭くなる
- 夏場は暑く感じることも
価格は2,530円とリーズナブル。ISUKAは日本の寝袋専門メーカーで品質も安心です。
③Naturehike エアピロー|軽量コンパクトな枕
空気を入れて使う携帯枕。コンパクトさと快適性を両立しています。
こんな人におすすめ
- 荷物を減らしたいソロキャンパー
- フェスやツーリングにも使いたい
- コスパ重視
メリット
- 収納時は手のひらサイズで超コンパクト
- 空気量で硬さ調整が可能
- 価格が2,000円台とリーズナブル
デメリット
- 空気を入れる手間がかかる
- パンクの可能性がゼロではない
- 中国ブランドのため品質にばらつきがある場合も
Naturehikeは中国のアウトドアブランドですが、コスパの良さで世界中で人気。ただし、品質重視ならイスカやSea to Summitなどの定番ブランドも検討してみてください。
④Coleman タスマンキャンピングマミー L-15|3シーズン対応の寝袋
コールマンの定番マミー型寝袋。使用可能温度-15℃で春〜秋に使えます。
こんな人におすすめ
- 初めて寝袋を買う
- 信頼できる大手ブランドが良い
- 車で移動するキャンプがメイン
メリット
- 使用可能温度-15℃で寒い季節も対応
- ゆったりサイズで寝返りが打ちやすい
- 洗濯機で丸洗い可能
- 価格が1万円台前半とリーズナブル
デメリット
- 重量3.4kgとかなり重い(登山やツーリングには不向き)
- 収納サイズが大きい(φ31×49cm)
- 化繊タイプなので収納性・軽量性はダウンに劣る
車移動のファミリーキャンプなら問題ありませんが、荷物を減らしたい方は他の選択肢も検討してください。
より詳しい寝袋選びは初心者向け寝袋5選と季節別の選び方の記事もご覧ください。
⑤WAQ フォールディングコット|予算に余裕があれば
ハイ・ロー2段階調整可能なコット。ベッドのような寝心地が手に入ります。
こんな人におすすめ
- 地面から完全に離れて寝たい
- 腰痛持ちの方
- 快適性を重視したい
メリット
- 地面の冷気・凸凹の影響を一切受けない
- ハイ・ロー切り替えで使い分けできる
- 300Dナイロンの適度な張りで寝心地抜群
- 耐荷重150kgで安心
- 重量3.2kgと軽量
- Amazon評価4.5/5.0(約4,000件のレビュー)
デメリット
- 価格が15,800円と高め
- 組み立てに最初は少しコツが必要
- 収納サイズがマットより大きい(60×18×18cm)
コット単体でも快適ですが、上にインフレータブルマットを敷くと最高の寝心地に。予算があれば、マットとコットの組み合わせがおすすめです。
初心者でも失敗しない寝室づくり5つのコツ
①設営場所が最重要|平坦な場所を選ぶ
どんなに良いマットやコットを使っても、傾斜地に張ったら意味がありません。
- できるだけ平らな場所を選ぶ
- 石や枝、木の根は必ず取り除く
- わずかな傾斜でも頭を高くする向きで寝る
②グランドシートと銀マットで底冷え対策
テントの下にグランドシート、床面に銀マットを敷くと、地面からの冷気を大幅にカットできます。特に秋〜春は必須です。
③寝袋は季節より1ランク暖かいものを
「ちょっと暑いかも?」くらいがちょうど良いです。夜は想像以上に冷え込むため、寒くて眠れないリスクを避けましょう。ジッパーを開ければ温度調整できます。
④マットはケチらない|寝心地の要
寝袋が高級でも、マットがペラペラだと絶対に眠れません。初心者こそ、厚み8cm以上のしっかりしたマットを選んでください。
⑤枕は必ず用意する|タオル丸めは最終手段
専用のキャンプ枕があるだけで、睡眠の質が段違いに上がります。タオルを丸めるのは緊急時の対処法程度に考えましょう。

キャンプで快眠できると、すべてが変わります
キャンプの夜が快適になると、翌日の行動力がまったく変わります。
眠れない → 疲れる → もう行きたくない…
眠れる → 楽しい → また行きたい!
初心者がまず揃えるべきは、次の3点:
- 寝袋(季節より1ランク暖かいもの)
- マット(厚み8cm以上のインフレータブル)
- 枕(専用のエアピロー)
この3つがあれば、地面の硬さや底冷えから解放されます。
さらに快適を求めるなら:
- インナーシーツで保温性UP
- コットでベッド級の寝心地
最初から全部揃える必要はありません。まずはマットと枕を用意して、必要に応じて買い足していきましょう。
快適な睡眠は、キャンプを最高の思い出に変える第一歩です。
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