楽しみにしていたフェスの週間天気予報を見て、がっくり。雨マークがずらり。
「傘は使えないって聞いたけど、どうすれば?」
「100均のポンチョじゃダメかな?」
「濡れて寒くなったら最悪…」
雨のフェスに対する不安、よくわかります。実際、筆者も初めての雨フェスで簡易ポンチョを着て行き、首元から雨が入って服まで びしょ濡れになった苦い経験があります。体が冷えて、好きなアーティストのライブなのに震えながら見ることに…。
でも安心してください。正しいレインウェアを選べば、雨のフェスは意外と快適に楽しめます。むしろ雨の日しか体験できない特別な雰囲気を味わえるんです。

この記事では、フェス初心者でも失敗しないレインウェアの選び方と、実際におすすめできる商品を厳選してご紹介します。
雨フェスで起こる「あるある失敗」を知っておこう
まず、多くの人がやってしまう失敗パターンを確認しましょう。
❌ 失敗1:「傘なら大丈夫」と思っていた
フェス会場では、ほぼすべての場所で傘の使用が禁止されています。理由は明確です。
- 周囲の人の視界を遮る
- 密集した空間で骨が当たって危険
- 風で飛ばされる可能性がある
「小さい折りたたみ傘なら…」と思っても、会場スタッフに注意されます。傘は最初から選択肢に入れないでください。
❌ 失敗2:100均のポンチョで節約したつもりが…
筆者の実体験です。「どうせ濡れるだけだし、安いので十分」と100円ショップのポンチョを購入。結果は散々でした。
- 首元がゆるくて雨が侵入
- 袖口から腕が濡れる
- 生地が薄くて風でバタバタ
- 2時間で破れた
安物買いの銭失いとはまさにこのこと。体調を崩したら医療費のほうが高くつきます。
❌ 失敗3:靴のことを忘れていた
レインウェアは完璧でも、足元がスニーカーだと泥水が染み込んで悲惨なことに。フェス会場の地面は雨で泥沼状態になることも珍しくありません。
❌ 失敗4:「夏だから寒くない」と油断
夏フェスでも、雨に濡れた状態で風に当たると想像以上に体温が奪われます。気温25度でも、濡れた体で風速5mの風に当たり続けると、低体温症のリスクがあります。
失敗しないレインウェア選びの5つのポイント
では、どんなレインウェアを選べばいいのか。商品を見る前に、選ぶ基準を理解しておきましょう。

ポイント1:防水性(耐水圧)をチェック
耐水圧とは、どれだけの水圧に耐えられるかを示す数値です。
| 耐水圧 | 対応できる雨 |
|---|---|
| 2,000mm | 小雨・傘をさす程度 |
| 10,000mm | 大雨・長時間でも安心 |
| 20,000mm以上 | 嵐・台風級でもOK |
フェスで使うなら、最低でも10,000mm以上を選びましょう。
なぜなら、フェスでは座ったり、リュックを背負ったりして生地に圧力がかかるから。耐水圧が低いと、圧力がかかった部分から浸水します。
ポイント2:透湿性で快適さが決まる
透湿性とは、ウェア内の湿気を外に逃がす能力のこと。単位は「g/㎡/24h」で表されます。
目安:5,000〜10,000g/㎡/24h以上
透湿性が低いと、汗や体から出る水蒸気がウェア内にこもり、まるでサウナスーツのよう。これでは雨を防いでも、中から濡れてしまいます。
ポイント3:着脱のしやすさは超重要
フェスでは天気が急変することもしばしば。さっきまで晴れていたのに突然土砂降り、ということも。
- フルジップタイプ:前開きで素早く着られる
- ポンチョタイプ:頭からかぶるだけで超簡単
かぶるタイプでも、ジッパーがあると脱ぎやすくて便利です。
ポイント4:軽量・コンパクトであること
「もしかしたら雨が降るかも」というレベルなら、リュックに入れておける軽量タイプが理想。
重いレインウェアを1日中持ち歩くのは疲れます。300g以下で、収納袋付きのものがおすすめです。
ポイント5:動きやすさも忘れずに
フェスでは飛んだり跳ねたり、大きく体を動かします。ゴワゴワして動きにくいレインウェアでは楽しさ半減。
柔らかい素材で、肩や腕の可動域が広いものを選びましょう。
【タイプ別】おすすめレインウェア3選
それでは、実際におすすめできるレインウェアを3つご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、あなたの優先順位に合わせて選んでください。
【1】フェスの定番!着脱ラクラク「KiU レインポンチョ」
こんな人におすすめ:
- とにかく楽に着脱したい
- リュックを背負ったまま着たい
- おしゃれも楽しみたい
- 初めての雨フェス対策
スペック
- 耐水圧:10,000mm〜20,000mm(モデルによる)
- 重量:約300〜400g
- 価格帯:5,000円〜15,000円
メリット
- リュックの上からすっぽり被れる余裕のあるサイズ
- デザイン・カラーバリエーションが豊富(30種類以上)でフェス映え
- 収納袋付きでコンパクトに持ち運べる
- フェス会場でもよく見かける定番アイテムで安心感がある
- 比較的リーズナブル
デメリット
- 袖なしタイプは腕と本体の隙間から雨が入りやすい(激しく動くと濡れる可能性)
- 丈が長すぎると足元が見えにくい
- 風が強いとバタつく
使用シーン
野外フェスで急な雨に見舞われたとき、ポンチョをサッと取り出してかぶるだけ。リュックを下ろす必要がないので、混雑したエリアでもスムーズに着られます。春・夏フェスで、それほど激しく動かないスタイルで楽しむ人に最適です。
💡 選び方のコツ:激しく盛り上がりたいなら袖ありタイプ(スタンダードレインポンチョ 2ND)を選ぶと腕も濡れにくい。夏の軽い雨なら袖なしでもOK。
【2】本格派の最高峰「mont-bell ストームクルーザー ジャケット」
こんな人におすすめ:
- 長く使える高品質なものが欲しい
- 登山やキャンプでも使いたい
- フェス以外の普段使いもしたい
- 機能性を妥協したくない
スペック
- 耐水圧:50,000mm以上
- 透湿性:35,000g/㎡/24h(参考値)
- 重量:約254g(Mサイズ)
- 価格:約26,000円〜
メリット
- 圧倒的な防水・透湿性能で嵐のような悪天候にも対応
- 軽量でありながら耐久性が高い
- しなやかな着心地で動きやすい
- ウインドブレーカーや防寒着としても使える
- フェス、登山、キャンプ、街着と幅広く活躍
- 1982年から進化を続ける信頼のロングセラー
デメリット
- 価格が高め(約26,000円)
- ジャケットのみなので、パンツは別途必要
- リュックを背負ったまま着るのは難しい
使用シーン
秋の野外フェスで気温が下がり、雨も降ってきた…。そんなとき、ストームクルーザーを羽織れば防水・防風・保温を一枚でカバー。汗をかいても蒸れにくいので、激しく踊っても快適。フェス後はそのまま登山やキャンプでも使えるので、アウトドア好きなら持っておいて損はない一着です。
💡 迷ったらコレ:予算に余裕があり、フェス以外でも使う予定があるなら、間違いなくストームクルーザーがおすすめ。一度買えば10年以上使える投資価値があります。
【3】コスパ重視なら「上下セットのレインスーツ」
こんな人におすすめ:
- 全身しっかり雨から守りたい
- 予算を抑えたい(5,000円前後)
- 初めてのレインウェア購入
- フェス以外にも通勤・通学で使いたい
スペック例(一般的な上下セット)
- 耐水圧:10,000mm程度
- 透湿性:5,000g/㎡/24h程度
- 価格帯:3,000円〜7,000円
メリット
- 上下セットで全身を守れる安心感
- 価格が手頃で初心者でも買いやすい
- 普段の雨天時にも使える汎用性
- 収納袋付きでコンパクト
デメリット
- 上下で着るため着脱に時間がかかる
- ポンチョほど楽ではない
- デザインがシンプルでフェス映えしにくい
- 高級モデルに比べると耐久性は劣る
使用シーン
朝から雨予報のフェスで、開場前から並ぶ場合など、長時間雨に当たることがわかっているなら上下セットが安心。足元まで完全防備できるので、泥はねも気になりません。フェス後は自転車通勤・通学にも使えて無駄がありません。
💡 コスパ重視なら:Coleman、MIZUNO、Columbiaなどのブランドから5,000円前後で購入できます。性能は十分なので、予算を抑えたい人はこちらを。
レインウェアだけじゃ足りない!雨フェス必須アイテム
レインウェアを選んだら、次は周辺アイテムも準備しましょう。
防水バッグ+ジップロック
スマホ、財布、チケット、モバイルバッテリーは絶対に濡らせません。
- 防水ボディバッグや防水サコッシュを使う
- さらにジップロックで二重保護
「防水バッグだから大丈夫」と油断せず、貴重品は必ずジップロックに入れましょう。
レインブーツまたは防水スニーカー
靴が濡れると一気にテンションが下がります。
- レインブーツ:完全防水だが長時間歩くと疲れる
- 防水スニーカー:歩きやすいが浸水のリスクあり
- 替えの靴下:念のため持っておくと安心
どちらを選ぶかは、フェスの規模(移動距離)と雨の強さで判断しましょう。
帽子(キャップまたはレインハット)
レインウェアのフードだけだと、視界が悪かったり風で飛ばされたりします。フードの下に帽子をかぶると:
- フードが安定する
- 顔に雨が当たりにくい
- 視界が確保できる
速乾ウェア(インナー)
綿のTシャツは濡れると乾きにくく、体温を奪います。ポリエステルやスポーツ素材のインナーを着ると、万が一濡れても比較的暖かさを保てます。
モバイルバッテリー
雨の日はスマホの使用頻度が上がります(天気確認、友達との連絡、タイムテーブルチェック)。大容量モバイルバッテリーがあると安心です。
関連記事:【完全版】雨の日フェス必携グッズ10選|濡れずに快適に楽しむための最強アイテムまとめ
雨フェスを快適に過ごす実践テクニック
レイヤリング(重ね着)で体温調整
レインウェアは防水性が高い分、通気性が限られます。中に着るものを工夫して、暑さ・寒さに対応しましょう。
- 夏:速乾性Tシャツ1枚+レインウェア
- 春・秋:速乾性シャツ+薄手のフリース+レインウェア
荷物は最小限に
雨の日は荷物の出し入れが面倒。必要最小限にまとめましょう。
- 財布は小さめのコインケースに
- タオルは吸水性の高い速乾タオル1枚
- 着替えは車やコインロッカーに置いておく
休憩場所を確保
雨の中ずっと立ちっぱなしは疲れます。屋根のあるエリア(飲食ブース、休憩スペース)を事前にチェックしておきましょう。
帰宅後のケア
レインウェアは使用後、必ず乾かしてから収納。濡れたまま放置するとカビや悪臭の原因になります。
- 軽く水気を拭き取る
- 風通しの良い場所で陰干し
- 完全に乾いたら収納袋にしまう
関連記事:キャンプ後の洗濯・メンテナンス完全ガイド
よくある質問(Q&A)
Q. 夏フェスでも寒さ対策は必要?
A. はい、必要です。雨に濡れた状態で風に当たると、気温が高くても体温が下がります。速乾性のインナーを着て、休憩時に体を温められる場所を確保しましょう。
Q. レインポンチョとレインジャケット、どちらがいい?
A. フェス初心者ならレインポンチョが楽です。ただし、激しく動くなら腕までカバーできるジャケットタイプのほうが濡れにくい。使用シーンで選びましょう。
Q. 安いレインウェアと高いレインウェアの違いは?
A. 主に耐水圧・透湿性・耐久性が違います。安いものは数回使うと劣化しやすく、長時間の雨には向きません。年に数回しかフェスに行かないなら安いものでも十分ですが、頻繁に使うなら高品質なものが結果的にコスパが良くなります。
Q. レインウェアは洗濯できる?
A. できます。ただし、通常の洗濯では防水機能が落ちる可能性があるので、専用洗剤を使い、洗濯ネットに入れて弱水流で洗うのがおすすめ。詳しくは製品の洗濯表示を確認してください。
まとめ:雨フェスは「準備」で決まる
雨のフェスが不安なのは、準備不足だから。正しいレインウェアと周辺アイテムを揃えれば、雨の日ならではの楽しみ方ができます。
おさらい:失敗しないレインウェア選び
- 耐水圧10,000mm以上を選ぶ
- 透湿性5,000g/㎡/24h以上で蒸れ防止
- 軽量・コンパクトで持ち運びやすいものを
- 足元対策(防水シューズ)も忘れずに
タイプ別おすすめ
- 初めての雨フェス → KiU レインポンチョ(着脱ラクラク)
- 本格派・長く使いたい → mont-bell ストームクルーザー(最高品質)
- コスパ重視 → 上下セットのレインスーツ(全身ガード)
雨を恐れず、しっかり準備して最高のフェス体験を楽しんでください!
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