「せっかくキャンプの映像を撮ったのに…」失敗から学んだアウトドア撮影の教訓
初めてキャンプ場で映像を撮影したとき、スマホで頑張って撮ったはずの焚火や朝日の映像が、後で見返すとブレブレで、臨場感がまったく伝わらなかった経験はありませんか。私も最初のファミリーキャンプで、子どもたちが遊ぶ様子をスマホで撮影したのですが、手ブレがひどく、せっかくの思い出が台無しになってしまいました。
さらに、キャンプ場の広大な景色を撮影しようとしても、スマホでは迫力がまったく出ず、「もっと良い方法があったはず」と後悔したことを今でも覚えています。暗くなってからの焚火撮影では、ノイズだらけの映像しか残らず、家族から「次はちゃんとしたカメラで撮ってよ」と言われてしまいました。
そこで次のキャンプからGoProとドローンを導入したところ、映像の質が劇的に変わりました。手ブレのない滑らかな映像、空撮による圧倒的な景色、焚火の雰囲気まで美しく記録できるようになり、家族全員が感動してくれました。この記事では、私と同じ失敗をしないために、アウトドア撮影に本当に役立つ機材の選び方とテクニックを紹介します。
キャンプ撮影機材を選ぶ前に知っておくべき3つの基準
アウトドア撮影用の機材を選ぶ際、価格や機能だけで決めると失敗します。実際に私も最初は「高ければ良い」と思って選びましたが、重要なのは以下の3つの基準です。
① 撮影したいシーンに合った機能があるか
キャンプ撮影では、歩き撮り、焚火、朝日、空撮など、シーンごとに必要な機能が異なります。たとえば歩き撮りには強力な手ブレ補正が必須ですし、焚火撮影には暗所性能が求められます。空撮では軽量性と障害物回避機能が重要です。
自分が何を撮りたいのかを明確にしてから機材を選ぶことで、無駄な出費を避けられます。
② 持ち運びやすさと耐久性のバランス
キャンプ場では荷物が多くなりがちです。いくら高性能でも、重くてかさばる機材は持ち運ぶのが億劫になり、結局使わなくなります。また、アウトドアでは雨や衝撃のリスクがあるため、防水性や堅牢性も重要です。
249g以下のドローンなら航空法の規制が緩く、初心者でも扱いやすいという利点もあります。
③ 初心者でも使いこなせる操作性
高機能すぎる機材を選ぶと、設定に手間取って肝心の撮影チャンスを逃してしまいます。特にキャンプでは、設営や料理で忙しい中での撮影になるため、直感的に操作できる機材が理想的です。
オート機能が充実していて、最低限の設定だけで美しく撮れる機材を選ぶことが、失敗しない秘訣です。
GoProとドローンがキャンプ撮影に向いている理由
スマホでも撮影はできますが、キャンプ特有の撮影シーンではGoProやドローンに大きなアドバンテージがあります。
スマホでは捉えきれないキャンプの魅力
スマホは近年性能が上がっていますが、激しく動くシーンや暗所、広大な景色は苦手です。たとえば焚火の炎や、走り回る子どもの姿は手ブレが生じやすく、臨場感が薄れます。また、夜間撮影ではノイズが増え、キャンプの雰囲気を記録しきれません。
一方で、GoProは強力な手ブレ補正と広角レンズ、堅牢性が特徴です。ドローンなら空中から広大な景色を捉えられ、自然の雄大さを映像に残せます。
GoProの強みと得意なシーン
GoProの最大の強みは、HyperSmooth手ブレ補正による滑らかな映像です。キャンプ場の歩き撮りや焚火周りの撮影でも安定感があり、初心者でも驚くほど綺麗に記録できます。
特に以下のシーンで威力を発揮します。
・設営シーンのタイムラプス撮影
・料理づくりの手元撮影(チェストマウント使用時)
・焚火の雰囲気を捉える夜間撮影
・川遊びや水辺での防水撮影
ドローンの強みと得意なシーン
ドローンでは、真上からの俯瞰、前方からの推進ショット、地形の広がりを活かしたパノラマ映像など、スマホやGoProでは不可能な視点が撮れます。特に森や湖、渓流のあるキャンプ場では、空撮の存在感が際立ちます。
ただし、風の強い日や人が多い場所では操作に注意が必要で、夜間飛行は原則禁止されている点も理解しておくべきです。
⭐️ドローンからの空撮映像例の画像を挿入
キャンプ撮影に最適なGoProの選び方とおすすめモデル
2024年最新モデル:GoPro HERO13 Black
キャンプ撮影で最もバランスが良いのは、2024年9月発売の最新モデル「GoPro HERO13 Black」です。前モデルから進化したバッテリー性能と熱制御機能により、長時間撮影でも安心して使えます。
メリット
・HyperSmooth 6.0による強力な手ブレ補正
・暗所に強い1/1.9型センサー搭載
・5.3K/60fps HDR撮影対応で高画質
・10mまでの防水性能(ハウジング不要)
・最大13倍のスローモーション撮影が可能
・1900mAhバッテリーで長時間撮影に対応(4K30fpsで約1.5時間)
・マグネット式マウントで着脱が簡単
デメリット
・価格が68,800円と高め(前モデルより約5,000円高い)
・真夏の炎天下で4K60fps連続撮影すると20〜30分で本体が熱くなる場合がある
・HERO12以前のバッテリーと互換性がない
こんな人におすすめ
・キャンプ映像を本格的に残したいファミリー層
・暗所撮影(焚火・星空)もしっかり撮りたい人
・長時間撮影が必要なVlog撮影者
・最新機能を使いたい映像制作初心者
コストを抑えたいならエントリーモデル「HERO」
2024年9月に同時発売された「HERO」は、価格34,800円のエントリーモデルです。4K/30fps撮影に対応し、操作もシンプルなため、初めてアクションカメラを使う人に適しています。
メリット
・GoPro史上最小・最軽量(86g)
・価格が34,800円とお手頃
・4K撮影対応で十分な画質
・シンプルなUIで初心者にも使いやすい
デメリット
・手ブレ補正はアプリで後処理(本体には非搭載)
・5.3K撮影には非対応
・バッテリー駆動時間が短め
・高度な機能は削減されている
こんな人におすすめ
・初めてGoProを試してみたい人
・年に数回のキャンプで使う程度の人
・予算を3万円台に抑えたい人
あると便利なGoProアクセサリー
GoPro本体だけでも撮影できますが、以下のアクセサリーがあると撮影の幅が広がります。
① GoPro チェストマウントハーネス
胸に装着するマウントで、両手が空くため料理や設営の様子を撮影できます。視点映像が撮れるため、臨場感のある映像になります。
メリット:両手が自由、一人称視点の映像が撮れる
デメリット:長時間装着すると窮屈に感じることがある
こんな人におすすめ:ソロキャンプで設営〜撤収まで記録したい人
② GoPro 3Way 2.0(自撮り棒兼ミニ三脚)
自撮り棒、グリップ、三脚の3役をこなす万能アクセサリー。タイムラプスや集合写真にも使えます。
メリット:1つで3役、コンパクトに収納可能
デメリット:やや重い(約241g)
こんな人におすすめ:家族・グループキャンプで集合写真も撮りたい人
③ NDフィルターセット
明るい昼間の撮影で白飛びを防ぎ、自然な明るさの映像にします。特に水辺や雪山での撮影に有効です。
メリット:白飛びを防止、プロっぽい映像に
デメリット:暗所では使えない、装着の手間がかかる
こんな人におすすめ:晴天での撮影が多い人、映像のクオリティにこだわる人
キャンプ撮影に最適なドローンの選び方とおすすめモデル
初心者に最適:DJI Mini 4 Pro
初心者に最もおすすめできるのは「DJI Mini 4 Pro」です。249gで航空法の規制対象外ながら、高画質で全方向障害物検知機能を搭載しており、キャンプとの相性が非常に良いモデルです。
メリット
・249gで規制対象外(一部エリアでは申請必要)
・全方向障害物検知で初心者でも安心
・4K/60fps HDR撮影対応
・1/1.3型CMOSセンサーで暗所にも強い
・最大飛行時間34分(Plusバッテリーなら45分)
・縦向き撮影でSNS投稿に最適
・DJI RC 2付属モデルはスマホ不要で操作可能
デメリット
・価格が109,440円〜と高め(RC 2付属モデル)
・風速5m/s以上では飛行が不安定になりやすい
・夜間飛行は原則禁止
・キャンプ場によってはドローン飛行禁止の場所がある
こんな人におすすめ
・初めてドローンを購入する人
・キャンプ場の広大な景色を空撮したい人
・障害物が多い森林キャンプ場で使いたい人
・SNSに縦型動画を投稿したい人
より長時間飛行したいなら「Fly Moreコンボ Plus」
「DJI Mini 4 Pro Fly Moreコンボ Plus」は、予備バッテリー3個と充電ハブ、ショルダーバッグなどがセットになったモデルです。
メリット
・Plusバッテリー×3個で長時間撮影可能
・充電ハブで効率的に充電できる
・ショルダーバッグ付きで持ち運びしやすい
・予備プロペラ×3セット付属
デメリット
・価格が124,362円〜と高額
・セット内容が多く、初心者には過剰な場合がある
こんな人におすすめ
・2泊3日以上のキャンプで使いたい人
・複数のキャンプ場で撮影したい人
・本格的に空撮を楽しみたい人
ドローン撮影に必要な周辺機材
① DJI RC 2(画面付き送信機)
スマホ接続不要で、5.5インチの大画面で直接操作できる送信機。明るい屋外でも見やすく、初心者でも快適に操作できます。
メリット:スマホ不要、バッテリー消費を気にしなくて良い
デメリット:別モデル(RC-N2)より価格が高い
こんな人におすすめ:スマホのバッテリーを節約したい人
② 予備バッテリー
空撮は消耗が早いため、予備バッテリーは必須です。標準バッテリーで34分、Plusバッテリーなら45分飛行できます。
メリット:撮影時間を大幅に延長できる
デメリット:1個あたり約8,000円〜のコスト
こんな人におすすめ:長時間撮影する人、複数箇所で撮影したい人
③ プロペラガード
障害物との接触時にプロペラを保護するガード。初心者のうちは装着しておくと安心です。
メリット:プロペラ破損を防ぐ、周囲の人への安全性向上
デメリット:飛行時間が若干短くなる、重量が増える
こんな人におすすめ:ドローン初心者、樹木が多いキャンプ場で使う人
撮影を快適にする三脚・マウント・保護アイテム
GoProとドローン本体以外にも、以下のアイテムがあると撮影がより快適になります。
ULANZI ミニ三脚
軽量で設営、料理、夜景撮影で万能に使えるミニ三脚。タイムラプスや定点撮影に最適です。
メリット:軽量(約150g)、安定性が高い、角度調整しやすい
デメリット:高さが低い(最大約20cm)ため、ローアングル撮影向き
こんな人におすすめ:タイムラプス撮影をしたい人、テーブル上での撮影が多い人
TELESIN 保護ケース
GoProを衝撃から守り、携帯性を向上させるケース。複数のアクセサリーも一緒に収納できます。
メリット:衝撃保護、アクセサリー収納可能、コンパクト
デメリット:ケースに入れたままでは撮影できない
こんな人におすすめ:複数のアクセサリーを持ち歩く人、移動中の保護を重視する人
Anker モバイルバッテリー 10000mAh
長時間撮影には必須のモバイルバッテリー。GoProやドローン送信機の充電に使えます。
メリット:コンパクト、USB-C対応、急速充電可能
デメリット:寒冷地では充電効率が下がる
こんな人におすすめ:1泊以上のキャンプをする人、複数デバイスを充電したい人
キャンプ映像を作品に仕上げる撮影テクニック
機材を揃えただけでは記録映像になってしまいます。作品として見せる映像にするためのテクニックを紹介します。
ストーリー構成を意識した撮影計画
キャンプ動画は以下の流れで撮ると、見応えのある作品になります。
- キャンプ場に到着(ドローン空撮で全景)
- 設営(GoProタイムラプス)
- 焚火準備と点火
- 食事づくり(手元撮影)
- 夜のまったりシーン
- 朝日の風景(ドローン・GoPro併用)
- 撤収
この流れを撮るだけで、一本の作品として成立します。無理に全部撮ろうとせず、印象的なシーンに絞ることも重要です。
ドローンで映える3つの基本動作
ドローンでは以下の動きが映えます。初心者でも実践しやすく、自然の美しさを引き立てる定番テクニックです。
① リビールショット(上昇しながら引く)
低い位置から徐々に上昇して全景を見せる手法。キャンプ場の全体像を印象的に見せられます。
② ローパスショット(地面すれすれから前進)
地面スレスレから前進することで、迫力と奥行きを出せます。川や森への道で効果的です。
③ サークルショット(対象物の周囲を円描く)
テントや焚火台の周りを円を描くように飛行させる手法。被写体を立体的に見せられます。
重要なのは「ゆっくり」「一定の速度」「まっすぐ飛ばす」こと。急な動きは映像が荒れる原因になります。
GoProの基本設定と撮影のコツ
キャンプ撮影では、シーンごとに設定を変えることで美しい映像が撮れます。
歩き撮り
・広角モード+HyperSmoothオン
・4K/30fpsまたは5.3K/30fps
・ゆっくり歩く、急な方向転換を避ける
夜・焚火
・ISO上限1600〜3200
・LowLightモードオン
・できれば三脚使用で手ブレを防ぐ
タイムラプス
・0.5〜2秒間隔(設営なら2秒、星空なら10〜30秒)
・三脚必須
・バッテリー消費に注意
実践的な撮影アイデア
以下は簡単でありながら映像に深みを出してくれるカットです。
・子どもが走るシーンをGoProで追いかける
・焚火の火の粉をスローモーションで撮影
・テント越しの朝日をドローンで空撮
・料理づくりの手元をチェストマウントで撮影
・夜の星空をタイムラプスで記録
・川の流れをローアングルで撮影
これらのカットを組み合わせるだけで、プロっぽい映像作品に仕上がります。
まとめ:キャンプの思い出を作品として残すために
キャンプの思い出を映像として残すのは、一見ハードルが高いように感じるかもしれません。しかし、適切な機材と基本的なテクニックを押さえれば、初心者でも驚くほど美しいアウトドア映像を残すことができます。
機材選びのポイント
・撮影シーンに合った機能を持つ機材を選ぶ
・持ち運びやすさと耐久性のバランスを重視
・初心者でも使いこなせる操作性を確認
おすすめ機材
・GoPro HERO13 Black:暗所撮影にも強く、長時間撮影に対応した最新モデル
・HERO(エントリーモデル):初めてGoProを試す人に最適な低価格モデル
・DJI Mini 4 Pro:249gで規制対象外、全方向障害物検知で初心者でも安心
撮影のコツ
・ストーリー構成を意識して撮影計画を立てる
・ドローンは「ゆっくり」「一定の速度」で飛ばす
・GoProはシーンごとに設定を変える
・アクセサリーを活用して撮影の幅を広げる
これらの機材は、ただ映像を撮るだけでなく、家族や仲間との大切な瞬間を作品として残せるレベルに引き上げてくれる存在です。アクセサリーを組み合わせれば、撮影の自由度も一気に広がります。
もし「もっとキャンプの映像を綺麗に残したい」「家族の思い出を将来まで残る形にしたい」と感じているなら、まず自分の撮影スタイルや予算に合った機材から始めてみてください。これらのギアを手に入れれば、次のキャンプからあなたの映像は大きく変わります。ぜひ、自分だけのアウトドア映像作品づくりを楽しんでください。



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