「ナイフ1本でここまでできるのか…」キャンプで実感した、道具選びの大切さ
初めてのキャンプで、食材を切るのに苦労したことはありませんか?薪を細く割りたいのに手持ちのナイフでは歯が立たず、ロープを切ろうとしたら刃がボロボロに…。私も最初は100均のナイフで済ませようとして、見事に失敗しました。
「キャンプにナイフなんて、どれも同じでしょ?」そう思っていた頃の自分に教えてあげたい。本当に使えるナイフとマルチツールがあれば、キャンプの楽しみ方が劇的に変わることを。
この記事では、実際に使ってわかったアウトドアナイフ・マルチツールの選び方と、用途別のおすすめモデルを紹介します。失敗しない1本を選べば、料理も焚き火準備も、想像以上に快適になりますよ。
なぜキャンプで専用ナイフが必要なのか?失敗から学んだ3つの理由
失敗談①:100均ナイフで野菜を切ろうとしたら…
トマトを切ろうとしたとき、刃が滑って危うく手を切りそうになりました。切れ味が悪いナイフほど危険なものはありません。力を入れすぎて制御できなくなるからです。
失敗談②:薪を細く割れず、焚き火が台無しに
フェザースティック(着火用の薄削り)を作ろうとしても、刃が薄すぎて全く削れない。結局、着火剤に頼る羽目になり「自然の中で火を起こす」という憧れは一瞬で消えました。
失敗談③:マルチツールなしで小さな修理に四苦八苦
テントのペグが曲がったとき、ネジが緩んだとき、ロープを調整したいとき…。そのたびにキャンプ場から離れた車まで工具を取りに行く手間。「あれ、1つあれば」と何度思ったことか。
買う前に知っておきたい:ナイフとマルチツールの違い
アウトドアナイフとマルチツール、どちらを選ぶべきか迷いますよね。それぞれ得意な場面が違うので、自分のキャンプスタイルに合わせて選びましょう。
アウトドアナイフが向いているシーン
- 料理がメイン:食材カットを快適にこなしたい
- ブッシュクラフト志向:薪割り、フェザースティック作り
- シンプルに使いたい:刃物としての切れ味を重視
マルチツールが向いているシーン
- ちょっとした修理:ペグ修正、ネジ締め、ワイヤーカット
- 防災用途:災害時の緊急対応も想定
- 荷物を減らしたい:1つで何役もこなせる
「どちらか1つ」なら、キャンプ初心者はマルチツールから入るのがおすすめ。慣れてきたら専用ナイフを追加すると、使い分けができて便利です。
失敗しないナイフ・マルチツールの選び方 | 3つの基準
基準①:用途を明確にする
「何に使うか」で選ぶべきタイプが変わります:
- キャンプの料理メイン → 折りたたみナイフ(オピネルなど)
- 薪割り・ブッシュクラフト → シースナイフ(モーラなど)
- 登山・軽量重視 → コンパクトマルチツール(ビクトリノックスなど)
- 車中泊・防災 → プライヤー型マルチツール(レザーマンなど)
基準②:刃の素材で選ぶ
ステンレス鋼: 錆びにくく、メンテナンスが楽。初心者向け。
カーボンスチール: 切れ味鋭く、研ぎやすい。ただし錆びやすいので手入れ必須。
チタン合金: 軽量で高強度だが、価格は高め。
迷ったら、ステンレス製を選んでおけば失敗しません。水に濡れても錆びにくく、気軽に使えます。
基準③:安全性とメンテナンス性
初めてのナイフ選びでチェックすべき点:
- ロック機能付き(刃が勝手に閉じない)
- 滑り止めグリップ(濡れた手でも安全)
- 収納ケース付き(持ち運び時の安全確保)

用途別おすすめナイフ・マルチツール | 実際に使って選んだ7選
ここからは、実用性重視で選んだおすすめモデルを紹介します。それぞれメリット・デメリットを正直にお伝えするので、自分に合う1本を見つけてください。
① Victorinox ハントマン | 迷ったらコレ
こんな人におすすめ: 初めてマルチツールを買う人、防災用も兼ねたい人
メリット:
- 15機能搭載で日常から緊急時まで対応
- 手のひらサイズ(91mm)で携帯しやすい
- ハサミ・ノコギリ付きでキャンプの小作業に便利
- スイス製の確かな品質、生涯保証あり
デメリット:
- プライヤーがないので本格的な修理には不向き
- 機能が多い分、やや重め(97g)
実際の使用シーン: キャンプでロープをカット、缶詰の開封、ペットボトルの栓抜き、木の枝の加工など、ちょっとした作業全般に活躍。防災リュックに常備しているキャンパーも多い定番モデルです。
② Leatherman WAVE+ | 本格派の相棒
こんな人におすすめ: DIYや修理も想定する人、長く使える高品質を求める人
メリット:
- 18機能搭載、工具としての精度が高い
- 交換可能なワイヤーカッター(長期使用に対応)
- 片手で刃を取り出せる設計(作業効率◎)
- 米国製、25年保証で信頼性抜群
デメリット:
- 価格が高め(17,000〜22,000円)
- 重量241gとやや重い(登山には不向き)
- ブラックモデルは最初に手が黒くなる(拭けば解決)
実際の使用シーン: キャンプでのテント設営、ペグの修正、ネジ締め、ワイヤーカット、さらには自宅DIYまでこなせる万能工具。「手のひらサイズの工具箱」と呼ばれる実力派です。
③ Opinel No.9 ステンレスナイフ | 料理派の愛用品
こんな人におすすめ: キャンプ料理を楽しみたい人、おしゃれなギアが好きな人
メリット:
- 木製ハンドルの美しいデザイン(フランス製)
- 刃渡り9cmで食材カットに最適なサイズ
- 2,000〜3,000円とコスパ優秀
- ステンレス製で錆びにくく、お手入れ簡単
デメリット:
- 購入直後は切れ味が鈍いので研ぐ必要あり
- 木製ハンドルが水に濡れると膨張し、開閉が固くなる
- 薪割りなどハードな作業には不向き
実際の使用シーン: 野菜、肉、魚など食材全般のカット。折りたたみ式で安全に持ち運べ、見た目もおしゃれなので「映えるキャンプ飯」にもぴったり。果物の皮むきにも便利です。
④ Mora Companion Heavy Duty | ブッシュクラフト入門
こんな人におすすめ: 薪割り・フェザースティック作りに挑戦したい人
メリット:
- 刃厚3.2mmの頑丈設計(バトニング対応)
- スウェーデン製の高品質、2,000〜3,000円
- ラバーグリップで滑りにくく、安全性高い
- シース(ケース)付きで腰に下げて携帯可能
デメリット:
- カーボンスチール製は錆びやすい(黒錆加工推奨)
- フルタング構造ではないため、過度なバトニングは破損のリスク
- ステンレス製もあるが、若干切れ味は劣る
実際の使用シーン: 細い薪のバトニング、フェザースティック作り、枝の加工など、焚き火準備の全工程に活躍。入門ナイフとして評価が高く、「とりあえずコレ」と推す声多数の定番モデルです。
⑤ Victorinox クラシックSD | 日常携帯の小さな相棒
こんな人におすすめ: 普段から持ち歩きたい人、女性や子ども
メリット:
- 重量わずか30g、鍵と一緒に携帯できる
- ハサミ・ナイフ・ドライバーなど6機能
- デザイン豊富でカラフル
- 価格も1,000円台とお手頃
デメリット:
- サイズが小さいため、本格的な作業には不向き
- 刃渡りが短く、食材カットには力不足
実際の使用シーン: ちょっとしたロープカット、荷ほどき、爪のお手入れ、ネジ締めなど日常の細かい作業に。キャンプでは補助ツールとして、登山では緊急用として携帯する人が多いです。
⑥ Opinel No.8 ステンレスナイフ | 万能サイズ
こんな人におすすめ: No.9より少しコンパクトが欲しい人
メリット:
- 刃渡り8.5cmで、持ち運びと実用性のバランス◎
- No.9と同じく美しい木製ハンドル
- ステンレス製でメンテナンス楽々
- 2,000円前後のコスパ
デメリット:
- No.9と同様、購入直後は研ぎが必要
- 木製ハンドルが水で膨張する
- 手が大きい人には小さく感じる場合も
実際の使用シーン: 日常の果物カット、キャンプでの軽い料理、ピクニックなど。No.9より少し小さいので、女性や手の小さい人にフィットしやすいサイズです。
⑦ Leatherman Signal | サバイバル特化
こんな人におすすめ: 登山・アウトドアで緊急時対応も重視する人
メリット:
- ホイッスル内蔵(緊急時の救助信号)
- ファイヤースターター付き(火打ち石で着火)
- 19機能でキャンプ・サバイバルに特化
- ダイヤモンド研ぎ器付き(フィールドで刃を研げる)
デメリット:
- 価格が高め(20,000円前後)
- 重量(約210g)があり、軽量化志向には不向き
- 日常使いには機能過多
実際の使用シーン: 登山での緊急時対応、ブッシュクラフトキャンプ、サバイバル訓練など。ホイッスルと火打ち石が標準装備されているため、「万が一」を想定する本格派に人気です。
ナイフ・マルチツールの安全な使い方とメンテナンス
安全に使うための3つのルール
- 刃は必ず体の外側へ動かす: 自分の体に向けて刃を動かさない
- 使用後は必ず清掃: 乾いた布で拭き、防錆オイルを薄く塗る
- 公共の場での携帯に注意: 刃渡り6cm以上は「正当な理由」がないと携帯禁止
簡単メンテナンス方法
ステンレス製: 使用後に水洗いして拭くだけ。月1回程度、オイルを塗布。
カーボンスチール製: 使用後すぐに水分を拭き取り、錆止めオイル必須。黒錆加工するとメンテナンスが楽になります。
切れ味が落ちたら: #1000〜#3000の砥石で研ぐ。無理に研がず、専門店に依頼するのも手です。

まとめ:自分に合った1本で、キャンプの質が変わる
アウトドアナイフやマルチツールは、「どれか1つあればいい」というものではありません。自分のキャンプスタイル、使う頻度、重視するポイントによって最適な選択肢が変わります。
タイプ別おすすめ早見表
| 重視するポイント | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 初めてのマルチツール | Victorinox ハントマン | バランス良く、防災兼用可 |
| 料理メイン | Opinel No.8 / No.9 | 切れ味良く、おしゃれ |
| 薪割り・ブッシュクラフト | Mora Companion Heavy Duty | 頑丈でコスパ◎ |
| 本格的な修理・DIY | Leatherman WAVE+ | 工具精度が高く、長期保証 |
| サバイバル・緊急対応 | Leatherman Signal | ホイッスル・火打ち石内蔵 |
| 日常携帯 | Victorinox クラシックSD | 超軽量・コンパクト |
最後に:道具が変えるキャンプ体験
100均ナイフで苦労していた頃の自分には想像もできなかったこと。それは、「道具が変わると、キャンプ自体が変わる」ということ。
適切なナイフで食材をスムーズにカットできたとき、フェザースティックが上手く削れて火が起きたとき、マルチツールでテントのトラブルを即座に解決できたとき。そのたびに「ああ、これがあって本当に良かった」と実感します。
ナイフやマルチツールは、単なる道具ではなく「キャンプの相棒」です。自分に合った1本を見つけて、もっと自由に、もっと快適に、アウトドアを楽しんでください。
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