「防水なら大丈夫」と思ってキャンプに持っていったスピーカーが、朝露で壊れた話
去年の夏、初めてのソロキャンプで「防水表示があるから」と普段使いのBluetoothスピーカーを持参しました。夜は焚き火を囲みながら音楽を楽しみ、満足して就寝。しかし翌朝、スピーカーが朝露でびっしょり濡れて動かなくなっていたんです。
調べてみると、そのスピーカーは「生活防水(IPX4)」で、キャンプのような過酷な環境には不十分だったことが判明。せっかくの思い出が台無しになりました。
この失敗から学んだのは、「キャンプで使うなら、防水性能の”等級”をしっかり確認すべき」ということ。今回は、同じ失敗をしないための選び方と、本当にキャンプで使えるスピーカーだけを厳選して紹介します。
キャンプに防水スピーカーが必要な理由
屋外での音楽は、キャンプの雰囲気を格段に高めてくれます。焚き火を眺めながら好きな曲を流す時間は格別です。しかし、キャンプ場は思っている以上に過酷な環境。突然の雨、朝露、水辺での使用、砂埃など、普通のスピーカーでは耐えられない状況が山ほどあります。
だからこそ、確かな防水性能を持つスピーカーが必要なのです。
防水規格「IP」コードの見方を知っておこう
スピーカー選びで最初に確認すべきは「IP規格」です。
- IPX4:生活防水レベル。軽い雨や水しぶきには対応できるが、キャンプには心もとない
- IPX6/IPX7:強い噴流水や一時的な水没に耐えられる。キャンプなら最低このレベルが欲しい
- IP67:完全防塵+水没にも耐える最高レベル。本格アウトドアなら断然これ
私の失敗もここにありました。「防水」という言葉だけを信じて、IPX4の製品を選んでしまったのです。キャンプで使うなら、最低でもIPX6、できればIP67を選びましょう。
失敗しないキャンプ向けスピーカーの選び方
① 防水・防塵性能:IP67が理想
キャンプでは雨だけでなく、朝露、水辺での使用、砂埃など、想像以上に過酷な環境にさらされます。IP67なら完全防塵で、万が一川に落としても安心です。
② バッテリー持続時間:15時間以上が目安
キャンプ場では電源確保が難しいことも。夕方から翌朝まで使うことを考えると、最低15時間、できれば20時間以上の連続再生が可能なモデルを選びたいところです。
私の経験では、「バッテリー8時間」と書かれていても、実際には音量や気温によって6時間程度しか持たないこともありました。余裕を持った選択が重要です。
③ 重量とサイズのバランス
ソロキャンプなら500g以下の軽量モデル、ファミリーキャンプなら1kg前後が持ち運びやすくておすすめ。音量を重視したい場合は多少重くても許容できますが、登山を伴うキャンプでは軽さ優先で選びましょう。
④ 音質よりも「音の届く範囲」を重視
屋外は音が拡散しやすいため、室内で聴くのとはまったく違います。高音質よりも「しっかり音圧があって遠くまで届くか」を重視したほうが、キャンプでは満足度が高いです。
本当にキャンプで使える防水スピーカー厳選4選
JBL XTREME 4|大人数キャンプでも頼れる定番モデル
価格:約30,000円〜45,000円
防水性能:IP67
バッテリー:24時間
重量:約2.1kg
こんな人におすすめ:
ファミリーキャンプやグループキャンプで、しっかり音を響かせたい方
メリット:
- IP67対応で朝露や突然の雨にも完全対応
- 24時間連続再生で一泊二日のキャンプも余裕
- 力強い低音とクリアな音質で、屋外でも十分な音圧
- ショルダーストラップ付きで持ち運びしやすい
デメリット:
- 約2.1kgと重いため、登山キャンプには不向き
- 価格が3万円以上と高め
- AUX端子がないため、有線接続ができない
実際に使ってみて感じたのは、「音量を上げても音が割れない安定感」です。大人数でワイワイやるキャンプなら、この一台があれば間違いありません。
Bose SoundLink Flex|軽量で高音質、ソロキャン最適解
価格:約15,000円〜18,000円
防水性能:IP67
バッテリー:12時間
重量:約580g
こんな人におすすめ:
ソロキャンプや少人数で、音質にこだわりたい方
メリット:
- 580gと軽量でバックパックに入れても負担にならない
- Bose独特のクリアで奥行きのある音質
- ストラップ付きでテント内に吊るして使える
- 水に浮く設計で、水辺でも安心
デメリット:
- バッテリーが12時間と短めで、長時間キャンプでは不安
- 音量を上げると低音が物足りない場面も
- 大人数には音量不足
軽さと音質のバランスが絶妙な一台。ソロキャンプで焚き火を眺めながら静かに音楽を楽しむなら、これ以上の選択肢はないかもしれません。
JBL CHARGE 5|バランス型の万能スピーカー
価格:約18,000円〜22,000円
防水性能:IP67
バッテリー:20時間
重量:約960g
こんな人におすすめ:
2〜4人のキャンプで、価格と性能のバランスを重視したい方
メリット:
- 20時間のロングバッテリーで一泊二日も安心
- モバイルバッテリー機能付きでスマホ充電にも使える
- 1kg以下で持ち運びしやすい
- JBLらしい力強い低音
デメリット:
- 音の広がりは屋外だとやや物足りない
- 複数台接続機能がPartyBoostのため、旧モデルとの互換性なし
個人的に一番コスパが高いと感じるモデル。ファミリーキャンプでも十分使えて、価格も2万円前後と手が届きやすい。迷ったらこれを選んでおけば失敗はありません。
ELECOM LBT-SPP02BK|初めてのキャンプに最適なエントリーモデル
価格:約5,000円〜6,000円
防水性能:IP67
バッテリー:18時間
重量:約505g
こんな人におすすめ:
予算を抑えたい初心者キャンパー
メリット:
- 5,000円台でIP67防水・18時間バッテリーは破格
- 軽量でコンパクト
- 2台同時接続でステレオ再生も可能
デメリット:
- 音質は価格なり。音楽鑑賞というより「BGM」レベル
- 音量を上げるとこもった感じになる
- ブランド力がないため、将来の買い替え時に下取り価値が低い
「とりあえずキャンプで音楽を流したい」という用途なら十分。メインスピーカーとしては物足りませんが、サブ機として持っておくのもアリです。
キャンプスタイル別のおすすめスピーカー
ソロキャンプ・登山キャンプ
おすすめ:Bose SoundLink Flex
軽量でバックパックに入れても負担にならず、音質も妥協したくない人向け。
ファミリーキャンプ・グループキャンプ(2〜4人)
おすすめ:JBL CHARGE 5
音量・バッテリー・価格のバランスが最も優れています。モバイルバッテリー機能も便利。
大人数キャンプ(5人以上)
おすすめ:JBL XTREME 4
広い範囲に音を届けられるパワーと、24時間バッテリーの安心感。
初めてのキャンプ・予算重視
おすすめ:ELECOM LBT-SPP02BK
まずはキャンプを体験したい、という方に最適なエントリーモデル。
まとめ:防水スピーカー選びで後悔しないために
キャンプで音楽を楽しむなら、防水性能だけでなく、バッテリー持続時間、重量、音の届く範囲など、総合的に判断することが大切です。
私のように「防水だから大丈夫」と安易に選んで失敗しないよう、最低でもIP67、バッテリー15時間以上を目安に選んでください。
迷ったら「JBL CHARGE 5」を選べば間違いありません。価格・性能・携帯性のバランスが最も優れていて、ソロからファミリーまで幅広く対応できます。
本当に使えるスピーカーを選んで、キャンプの夜をもっと楽しみましょう。



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