2026年3月9日、アウトドアブランド・スノーピークが「こどもピーク」プロジェクトの正式始動を発表しました。タレントのイモトアヤコさんをパートナーに迎え、子どもの「生きる力」を育むというメッセージは、多くの親御さんの心を動かしています。「うちの子にもキャンプを経験させたい」「家族でアウトドアを楽しみたい」——そんな気持ちが高まっている方も多いのではないでしょうか。
でも、いざ「ファミリーキャンプを始めよう」と思っても、何から揃えればいいのか迷ってしまうものです。テント、寝袋、クーラーボックス…道具の種類は多く、子連れならではの注意点もあります。この記事では、15年以上のキャンプ経験をもとに、ファミリーキャンプ初心者が本当に必要なギア7つを厳選してご紹介します。「こどもピーク」をきっかけに、家族の新しい思い出づくりをスタートさせましょう。
スノーピーク「こどもピーク」とは?2026年3月スタートの新プロジェクト

AI時代だからこそ、自然体験が必要とされている
「こどもピーク」プロジェクトが立ち上がった背景には、現代社会への問題意識があります。AI・デジタル化が急速に進む今、子どもたちが自然と触れ合う機会は年々減っています。スノーピークは、そのような時代だからこそ、子どもが自然の中で遊び、考え、失敗し、成長する体験が必要だと訴えています。
プロジェクトの具体的な活動としては、キッズ向けキャンプイベントの開催、子ども向けプログラムの提供、子ども向け商品の開発が予定されています。Snow Peak Way 2026では、子ども向けプログラムのトライアルも開講予定です。単なる商品展開にとどまらず、「体験」そのものを届けようとする姿勢が、多くの共感を呼んでいます。
イモトアヤコさんがパートナーに就任した理由
「こどもピーク」のプロジェクトパートナーに就任したのは、タレントのイモトアヤコさんです。イモトさんはスノーピーク製品の長年のユーザーであり、アウトドアへの親しみは本物。スノーピークが国内事業で著名人を起用するのは今回が初めてのことで、このプロジェクトにかける同社の本気度がうかがえます。
「子どもに自然を」というメッセージをイモトさんが体現することで、キャンプ未経験の親御さんにも「なんだか楽しそう」「うちでもできるかも」という親しみやすさが生まれています。実際、このニュースをきっかけにキャンプへの関心を高めた方は少なくないはずです。
ファミリーキャンプを始める前に知っておきたいこと
「最初からすべて揃えない」が鉄則
ファミリーキャンプを始めるにあたって、最初にお伝えしたいのが「一度にすべてのギアを買わない」ということです。キャンプ道具は高額なものも多く、揃えていくうちに数十万円になることも珍しくありません。最初の1〜2回は必要最低限のギアだけ用意して、「キャンプが自分たちに合っているか」を確かめてからでも遅くはありません。
レンタルを活用するという選択肢
最近は、テントや焚き火台など主要なギアをレンタルできるキャンプ場が増えています。はじめてのキャンプはレンタルで体験し、「これは自分で買いたい」と感じたものだけ購入していく方法は非常に賢いやり方です。初期費用を抑えながらキャンプを楽しめるので、特に子どもが小さいうちは積極的に活用するのがおすすめです。
子どもの年齢別の注意点
子どもの年齢によって、必要な準備や注意点が変わります。
- 未就学児(〜6歳):体温調節が未発達なため、防寒対策を万全に。就寝中の冷えに注意し、子ども用のシュラフと断熱マットは必須です。焚き火や刃物には近づかせないよう、目を離さない体制を。
- 小学生(7〜12歳):テントの設営を手伝わせるなど、キャンプ作業に参加させると飽きにくくなります。熱中症・虫刺されへの対策も忘れずに。
- 中学生(13歳〜):ある程度は自分で準備や後片付けができるようになります。焚き火の扱い方を教えるなど、責任ある体験をさせるチャンスです。
ファミリーキャンプ初心者が最初に揃えるべきギア7選
①テント(家族人数+2人用が基本)

なぜ必要か:テントはキャンプの「家」です。サイズ選びを間違えると、就寝時に窮屈になったり荷物の置き場がなくなったりします。ファミリーキャンプでは「家族の人数+2」のサイズが基本とされています。4人家族なら6人用テントを選ぶくらいの余裕が快適さを生みます。
子どもがいる場合の注意点:入り口が広いものを選ぶと、子どもが出入りしやすく安全です。前室(玄関部分)があると、泥だらけの靴や荷物を外に置けるので重宝します。
おすすめ商品:コールマン タフワイドドーム(4〜6人用)は設営のしやすさと耐久性のバランスが優れた定番モデルです。また、ogawa ツインピルツフォークはゆったりとした前室が魅力で、ファミリー使用に評価の高いモデルです。
②寝袋(子ども用と大人用の違い)
なぜ必要か:キャンプの夜は想像以上に冷えます。特に標高の高いキャンプ場では真夏でも気温が下がるため、快適な睡眠のためにシュラフ(寝袋)は必須アイテムです。
子どもがいる場合の注意点:大人用のシュラフは子どもには大きすぎて、隙間から冷気が入り込みます。子ども専用サイズか、コンパクトに絞れる封筒型を選びましょう。対応温度(快適使用温度)の表示を確認し、使用する季節に合ったものを選ぶことが重要です。
おすすめ商品:ロゴス 丸洗いランパー(子ども用)は洗濯機で洗えて清潔を保ちやすく、子連れキャンプに人気です。大人用にはコールマン パフォーマーIIIが、幅広い気温に対応しコストパフォーマンスに優れた定番として選ばれています。
③インフレータブルマット(地面の硬さ・冷気対策)
なぜ必要か:テントの床は地面から直接冷気が伝わってきます。断熱性のあるマットを敷くことで、体の冷えを防ぎ睡眠の質が格段に上がります。「キャンプで眠れなかった」という失敗の多くはマット不足が原因です。
選び方のポイント:バルブを開けると自動で膨らむ「インフレータブルタイプ」は手間が少なく、ファミリーキャンプ向きです。厚さは5cm以上あると地面の凹凸を感じにくくなります。
おすすめ商品:キャプテンスタッグ インフレーティングマットはコストパフォーマンスが高く、ファミリー向けの売れ筋定番品です。厚みと断熱性のバランスが良く、初心者に使いやすいサイズ展開も魅力です。
④チェア(子どもが使いやすいサイズ選び)
なぜ必要か:地面に座りっぱなしでは体が疲れ、子どもも落ち着きにくくなります。食事や焚き火を楽しむためにも、全員分のチェアを用意しましょう。
子どもがいる場合の注意点:大人用チェアに子どもを座らせると不安定で転倒の危険があります。子ども用の低めのチェアか、高さ調整できるモデルを選びましょう。
おすすめ商品:ヘリノックス チェアワンは軽量コンパクトで持ち運びやすく、大人用の定番中の定番です。子ども向けにはコールマン コンパクトフォールディングチェアが手頃な価格帯で安定感があり、人気を集めています。
⑤ランタン(安全性を優先してLEDを選ぶ)
なぜ必要か:キャンプ場の夜は思った以上に暗く、ランタンがなければ食事も片付けもままなりません。子どもは暗がりを怖がることもあるため、明るいランタンは必需品です。
子どもがいる場合の注意点:ガス・オイル式ランタンは高温になり、子どもが触れると危険です。ファミリーキャンプの最初の1本はLEDランタンを強くおすすめします。防水性能があると雨の日も安心です。
おすすめ商品:ジェントス EX-336Sは明るさと電池寿命のバランスが良く、長く愛用されているロングセラーモデルです。BioLite AlpenGlow 250はカラフルな光が演出できて子どもに大人気。充電式でエコな点も魅力です。
⑥クーラーボックス(食の安全は最優先)
なぜ必要か:子ども連れのキャンプでは食中毒リスクに特に注意が必要です。夏場は気温が高く、食材の管理が甘いと体調を崩しかねません。保冷力の高いクーラーボックスは、ファミリーキャンプの安全を守る重要アイテムです。
選び方のポイント:ハードクーラーは保冷力が高く、子どもが踏み台や椅子代わりに使える耐荷重性も便利。4人家族なら40〜50Lサイズが使いやすいです。
おすすめ商品:コールマン エクストリームホイールクーラーはキャスター付きで移動が楽な人気モデルです。ロゴス ハイパー氷点下クーラーは強力な保冷力で夏のキャンプでも安心感があります。
⑦焚き火台(子どもがいる場合の安全な使い方)

なぜ必要か:焚き火はキャンプの醍醐味であり、子どもたちの記憶に深く刻まれる体験です。「こどもピーク」が伝えようとしている「自然体験」の象徴でもあります。ただし、直火禁止のキャンプ場が多いため、焚き火台は必須装備です。
子どもがいる場合の安全な使い方:焚き火台の周囲に「ここより近づかない」ルールを子どもと決めておくことが大切です。火ばさみは子どもにも持たせてあげると積極的に参加できます。水バケツを常に近くに置き、万が一に備えましょう。
おすすめ商品:ユニフレーム ファイアグリルは安定感があり調理もできる万能な定番品。スノーピーク 焚き火台 Lサイズは頑丈な作りで長年使い続けられるスノーピークを代表するロングセラーアイテムです。
スノーピーク入門モデルはファミリーキャンプに本当に使えるか?
スノーピークのエントリーモデルの特徴
「こどもピーク」をきっかけにスノーピークに興味を持った方も多いでしょう。スノーピークのテントは高品質で知られますが、「アメニティドームシリーズ」はブランドの中でも比較的手が届きやすいエントリーモデルとして長く愛されています。設営のしやすさ、耐久性、収納サイズのバランスが良く、ファミリーキャンプの入門テントとして定評があります。
ただし、スノーピーク製品全体には「長く使い続けられる品質への投資」という考え方が根底にあります。最初から高価なギアを揃えるよりも、まず数回キャンプを経験してから、本当に気に入ったアイテムをスノーピークにアップグレードするという使い方が賢明です。
価格帯別の選び方
- 予算3万円:テントと寝袋を優先して購入。レンタルや家にある道具を活用して、まず1泊を経験することを目標に。コールマンやキャプテンスタッグのエントリーモデルがこの予算に収まります。
- 予算5万円:テント・寝袋・マット・ランタンの基本4点セットが揃えられます。快適さが一段上がり、2回目以降も「また行きたい」と思える環境が整います。
- 予算10万円:7つのギアをひと通り揃えるラインです。スノーピークのエントリーモデルのテントや焚き火台など、長く使えるアイテムへの投資が可能になります。
ファミリーキャンプ「失敗あるある」と対策
15年以上キャンプをしてきた中で、子連れキャンプならではの「あるある失敗」を何度も目にしてきました。あらかじめ対策を知っておくだけで、ずっと楽しいキャンプになります。
- 子どもが飽きてしまう:「キャンプ作業」を子どもの仕事にしてしまうのが有効です。テントのペグ打ち、薪を運ぶ、火おこしの補助など、役割を与えると子どもは夢中になります。虫取り網や砂遊び道具を持参するのもおすすめです。
- 荷物が多すぎて車に載らない:初めてのキャンプは荷物が増えがちです。「テント・寝袋・食料・着替え・道具」の順に優先順位をつけて積み込みましょう。コンパクトに収納できるギア選びも重要です。
- 夜に子どもが怖がる:就寝前に一緒に星空を眺めたり、ランタンを子どもの手の届く場所に置いたりと、「暗さを楽しむ体験」に変えてあげましょう。子ども用の小さなヘッドライトを持たせると自分でコントロールできて安心感が生まれます。
- 急な体調不良:子ども用の解熱剤・虫刺され薬・絆創膏は必ずファーストエイドキットに入れておきましょう。最寄りの病院や救急連絡先をキャンプ前に確認しておくことも大切です。
キャンプ初心者の疑問にまとめて答えます
子どもが何歳になったらキャンプに連れて行けますか?
明確な決まりはなく、赤ちゃん連れで行くファミリーもいます。ただし、体温調節がまだ不安定な乳幼児期は気候の穏やかな春・秋に限定し、設備が整ったオートキャンプ場(トイレ・シャワー完備)を選ぶのがおすすめです。一般的には「自分でトイレに行ける」「意思疎通ができる」3〜4歳ごろから一気に楽になると感じる親御さんが多いです。
ファミリーキャンプの初回の予算はどのくらい必要ですか?
最低限のギアをエントリーモデルで揃える場合、テント・寝袋・マット・ランタンの4点で3〜5万円が目安です。クーラーボックスやチェアは家にあるもので代用したり、レンタルを活用したりすることで初期費用を抑えられます。いきなり全部買い揃えず、まず1〜2回キャンプを体験してから必要なものを判断するのが賢い進め方です。
スノーピークのギアは初心者にはコスパが悪いですか?
確かに初期費用は高めですが、スノーピーク製品は耐久性が高く「一度買えば10年以上使える」という声も多いです。また、永久保証制度があるため、壊れても修理・交換に対応してもらえます。予算が限られている場合は、まずコールマンなどのエントリーブランドで揃えて、気に入ったアイテムから少しずつスノーピークに入れ替えていくアプローチが現実的です。
キャンプ場はどうやって選べばいいですか?初心者向けの条件は?
初心者ファミリーは次の3つを優先して選ぶと失敗が少ないです。①オートキャンプ場(車を横付けできるため荷物の運搬が楽)、②トイレ・シャワーが清潔に整備されている(特に子どもには必須)、③管理棟スタッフが常駐している(困ったときにすぐ相談できる)。「ふもとっぱら」や「なっぷ」などのキャンプ場予約サイトで「ファミリー向け」「初心者向け」で絞り込むと探しやすいです。
雨が降ったらキャンプはどうすればいいですか?中止すべき?
小雨程度であれば、タープ(雨よけシェルター)があれば十分に楽しめます。雨音の中での焚き火や食事は、晴れの日とは違う特別な雰囲気があり「雨キャンプが好き」という人も多いです。ただし、台風・雷・大雨警報が出ている場合は迷わず中止が正解。子どもの安全を最優先に、天気予報はキャンプ前日と当日の朝に必ず確認しましょう。
キャンプ初心者の疑問にまとめて答えます
子どもが何歳になったらキャンプに連れて行けますか?
明確な決まりはなく、赤ちゃん連れで行くファミリーもいます。ただし、体温調節がまだ不安定な乳幼児期は気候の穏やかな春・秋に限定し、設備が整ったオートキャンプ場(トイレ・シャワー完備)を選ぶのがおすすめです。一般的には「自分でトイレに行ける」「意思疎通ができる」3〜4歳ごろから一気に楽になると感じる親御さんが多いです。
ファミリーキャンプの初回の予算はどのくらい必要ですか?
最低限のギアをエントリーモデルで揃える場合、テント・寝袋・マット・ランタンの4点で3〜5万円が目安です。クーラーボックスやチェアは家にあるもので代用したり、レンタルを活用したりすることで初期費用を抑えられます。いきなり全部買い揃えず、まず1〜2回キャンプを体験してから必要なものを判断するのが賢い進め方です。
スノーピークのギアは初心者にはコスパが悪いですか?
確かに初期費用は高めですが、スノーピーク製品は耐久性が高く「一度買えば10年以上使える」という声も多いです。また、永久保証制度があるため、壊れても修理・交換に対応してもらえます。予算が限られている場合は、まずコールマンなどのエントリーブランドで揃えて、気に入ったアイテムから少しずつスノーピークに入れ替えていくアプローチが現実的です。
キャンプ場はどうやって選べばいいですか?初心者向けの条件は?
初心者ファミリーは次の3つを優先して選ぶと失敗が少ないです。①オートキャンプ場(車を横付けできるため荷物の運搬が楽)、②トイレ・シャワーが清潔に整備されている(特に子どもには必須)、③管理棟スタッフが常駐している(困ったときにすぐ相談できる)。「ふもとっぱら」や「なっぷ」などのキャンプ場予約サイトで「ファミリー向け」「初心者向け」で絞り込むと探しやすいです。
雨が降ったらキャンプはどうすればいいですか?中止すべき?
小雨程度であれば、タープ(雨よけシェルター)があれば十分に楽しめます。雨音の中での焚き火や食事は、晴れの日とは違う特別な雰囲気があり「雨キャンプが好き」という人も多いです。ただし、台風・雷・大雨警報が出ている場合は迷わず中止が正解。子どもの安全を最優先に、天気予報はキャンプ前日と当日の朝に必ず確認しましょう。
まとめ:「こどもピーク」が示す、家族でキャンプを始めるベストタイミング
スノーピークの「こどもピーク」プロジェクトが教えてくれるのは、「子どもと自然をつなぐ体験は、今この瞬間にしかできない」ということです。子どもの成長はあっという間。未就学児だった子が小学生になり、中学生になっていく中で、親と一緒にテントを張り、焚き火を囲んだ記憶はかけがえのものになります。
道具は最初から完璧に揃えなくていい。高価なギアでなくてもいい。大切なのは「行動すること」です。この記事で紹介した7つのギアを参考に、まずは近場のキャンプ場で1泊を経験してみてください。きっと、子どもたちの目が輝く瞬間を目撃できるはずです。
「こどもピーク」の活動がこれからどう広がるかも楽しみにしながら、ぜひ家族でキャンプデビューを飾りましょう!


コメント